2017年2月16日木曜日

3.3三多摩集会

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38TG95WHkzakJRVkk/view?usp=sharing


ブラック企業 JRをぶっとばせ!
労働組合をつくろう!
3.3三多摩集会

3月3日(金)19:00〜
立川市女性総合センター(アイム)・第2会議室
資料代:300円
主 催:三多摩労働組合交流センター


動労東京に入って一緒に闘おう


 私たちはいま、闘う労働組合=動労総連合(国鉄動力車労働組合総連合)をJRの中につくろうと全国の仲間とともに闘いを進めています。
 東京でも昨年6月、動労東京(国鉄東京動力車労働組合)が結成されました。そしてすでに、JRの車両清掃業務を担う交通機械サービスの仲間が分会を立ち上げて、要員不足など職場環境を改善させるための団体交渉を行なっています。動労東京は、JRとJR関連で働くすべての労働者、正社員と契約社員・パートなどの非正規労働者がひとつに団結し、JR東日本と闘う労働組合です。

民営化は大破産した

 JR北海道が「路線の半分が維持できない」と発表したことが社会全体に激震を走らせています。
 JR東日本は、「選択と集中」「ダウンサイジング」と言って続こうとしています。品川や渋谷の再開発や中央ラインモールなどエキナカ事業で金儲けに走る一方、ローカル線を切り捨て、鉄道の本体業務を外注化しています。安全が崩壊しようが事故が起きようが一切責任をとらない。人が生きていけなくなろうが社会が崩壊しようが金儲けさえできればいい。これが民営化30年の成れの果てです。

全面外注化を阻止しよう

 JRはこの間、安全の要である駅の委託化・無人化を進め、直営の大規模駅でも業務ごとの委託化を進めてきました。しかも、⾧年働いた労働者をエルダーで出向させたり、5年で雇い止めにしたグリーンスタッフを「駅に残りたければ外注会社に行け」と追いこんだり、卑劣なやり方で進めてきたのです。
 そしてついに、JRはグリーンスタッフの採用を中止し、すべての駅の全面外注化へと動き出しました。今年の3・4ダイヤ改正で狙われている国分寺駅での輸送職全廃、三鷹駅のびゅうプラザ廃止などは、すべて全面外注化に向けた動きです。
 さらに、直営駅がなくなれば、次は車掌や運転士の分社化・転籍です。「ライフサイクル」と称して青年運転士を駅要員不足の穴埋めにかりだしたあげく、外注会社への転籍を迫ろうとしています。
 駅で案内業務を担ってきた有期契約労働者に対しても、無期転換権を与えないよう配転や雇い止め、新たな5年限度採用者との入れ替えを狙っています。
 あらゆる鉄道業務を分社化・外注化でバラバラにし、すべての労働者を超低賃金に追いこみ、使い捨てていく。こんなことを許したら、現場から技術や経験、協働が失われ、安全は最後的に崩壊します。

労働者が団結したら勝てる

 交通機械サービスの労働者は、「清掃なんて簡単な仕事だ」「お前たちの代わりはいくらでもいる」と言うJRに対して怒りをもって立ち上がりました。動労水戸(国鉄水戸動力車労働組合)に結集する青年運転士は、「運転士の仕事をなめるな!」とライフサイクル絶対反対で立ち上がっています。ここには、自らの労働への誇りとともに、労働を軽視し、労働者から誇りや共同性を奪うことで利益を得ようとする資本の論理との根本的な対決があります。
 実際に業務を担い、鉄道を動かしているのは労働者です。だから、労働者が団結して闘えば、職場と労働を資本の支配から奪い返すことは必ずできます。

この闘いは世界とつながっている

 30年前の国鉄分割・民営化に反対してストライキで闘った動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、外注化に対しても絶対反対で闘っています。外注会社の青年労働者を組合に組織し、正規と非正規がひとつに団結して「仕事も人もJRに戻させよう」と闘っています。地方切り捨てに対しても、地域全体を組織して絶対反対で闘っています。
 韓国の鉄道労働者は民営化や成果主義賃金に反対する74日間のストライキに立ち、「民営化も競争も悪だ。社会を変えよう」という大きな闘いをつくり出しています。私たちの闘いは、韓国、アメリカ、イギリスなど全世界とつながっています。
 JRと関連会社で働く労働者のみなさん。動労東京に結集し、ともに闘いましょう。

ビラへのリンク

2017年1月30日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第17号 2017年1月28日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38dmc1N0R0V2JsbzA/view?usp=sharing


動労東京に入ろう!

 JRで働く労働者の皆さん。昨年6月、東京のJRおよび関連会社で働く労働者の組合、国鉄東京動力車労働組合(略称・動労東京)が結成されました。すべての労働者は雇用と権利を守るために動労東京に入って闘いましょう!
 動労東京の吉野元久委員長は結成大会で次のように宣言しました。「外注化・非正規職化の先頭に立つJR資本の下で膨大な非正規労働者が必死に生き、闘おうとしている。だからJRと関連会社の労働者が団結する階級的労働組合をつくると決断した」
 すでに動労東京には、JRの車両清掃業務を担っている交通機械サービスの仲間が分会を結成して、労働者の切実な職場要求として掲げた要員不足常態化を改善すること、などを巡って交渉を行っています。
 JRで働くすべての労働者は、動労東京に入って共に闘おう!
グリーンスタッフの採用停止に反対します
 JR東日本は2018年度から駅業務を担う非正規職のグリーンスタッフの採用を停止すると発表しました。外注会社のJESS(東日本鉄道サービス)が駅業務を担い、JRは安全に一切責任をとらない体制にしようというのです。JESSの就業規則では昇給は一生のうち三回まで、月給20万円程度にしかなりません。労働者から人生設計も働く誇りも奪う攻撃です。
 さらに重大なのは「安全の崩壊」です。1月15日、埼玉県蕨市のJR蕨駅で盲導犬を連れた視覚障害者の男性が線路に転落し、電車と接触して死亡する事故が発生しました。駅業務の外注化がなされれば、こうした痛ましい事故が繰り返されることになります。
 JRは鉄道会社でありながら、鉄道の安全にまったく責任をとらない!「エキナカ」でテナントを貸し出して儲ける不動産会社になっているのです。「命よりも金儲け」とは、このことです。
 動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は、こうしたJRの全面外注化攻撃に対して、17年間に渡って闘っています。動労千葉は、「外注化は雇用と労働者の労働者の権利を破壊する。安全を破壊する。労働組合の団結を破壊する」と暴露しました。
 すなわち、労働者は労働組合に結集して団結し闘ってこそ、雇用と権利そして安全が守られるのだ、ということにほかなりません。
 闘う労働組合=動労東京に結集して共に闘いましょう!




動労東京とは
 国鉄東京動力車労働組合(動労東京)は、2016年6月1日「国鉄1047名解雇撤回、JRの全面外注化・非正規職化反対、常磐線の全線開通阻止」を掲げて結成しました。
 動労東京は、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)とともに闘う労働組合であり、JRとJR関連で働くすべての労働者、正社員と契約社員・パートなどの非正規労働者がひとつに団結し、JR東日本と闘う労働組合です。




2.12国鉄集会に結集しましょう

国鉄1047名解雇撤回!
改憲と戦争の安倍政権を倒せ!
「働き方改革」―第2の国鉄分割・民営化との闘いを!
国鉄分割・民営化で不当解雇から30年

2.12国鉄集会

日時    2017年2月12日(日)午後6時(5時30分開場)
会場    すみだ産業会館8階サンライズホール(JR錦糸町駅前の丸井錦糸町店8階)
主催    国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動




ブラック企業=JRをぶっとばせ!
労働組合をつくろう!

 JR東日本は、鉄道業務の水平分業=分社化へ突き進み、JRとグループ会社で働く現場労働者を全面的な転籍へと追い立てようとしています。3.4ダイ改では「今までの延長線上にない視点に立った業務の見直し」として、グリーンスタッフ(契約社員)採用停止―駅別会社への動きだすなど「戦略的ダウンサイジング」「選択と集中」と言い始め、国鉄分割・民営化以来の大規模な地方ローカル線の切り捨てに踏み出しています。
 これらが雇用と安全の破壊に向いています。何より重大事故の危機が深まっています。多くの人が危機感を持っています。
 労働組合を甦らせ「労働者同士の競争をやめ団結して会社と闘おう」が合言葉となったとき職場の状況を変えることは可能です。
 3.3三多摩集会で、闘う労働組合=動労東京に合流しましょう。

ブラック企業=JRをぶっとばせ!
労働組合をつくろう!


3.3 三多摩集会

日 時: 2017年3月3日(金)19:00〜
会 場: 立川市女性総合センター(アイム)第2学習室
主 催: 三多摩労働組合交流センター
資料代: 300円

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2016年3月28日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第16号 2016年3月23日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38TEtzNHlYUVdaZmc/view?usp=sharing


就業規則改訂 4月1日実施できず
千葉鉄道サービス 団結すれば撤回できる

白紙撤回まで闘いぬくぞ

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は、就業規則改悪の4月1日実施を断念しました。各事業所でものすごい怒りの声があがりました。これが事態を動かしました。
 CTSは団体交渉で「説明会を3月7日から行う」と強弁していましたが、説明会を強行しても現場からの抗議や疑問に対応できない状況に陥ってしまい、ついに「4月1日の実施は延期」と回答せざるを得なくなったのです。
 会社側は当初、4月からの就業規則改悪を一気に強行して既成事実化を狙っていたことは間違いありません。
 それを断念せざるを得なかった理由はただひとつです。CTSの現場労働者からの怒りの声が次々にあがったことです。

雇い止めは違法・脱法

 労働契約法18条は、5年以上働いた労働者が申し入れれば無期契約となります。そもそも2回以上の契約更新で1年を超えて働いた人は労働契約法により無期雇用と同じく簡単には解雇されません。
 5年の直前に雇い止めすることは労働契約法によって無効であるばかりでなく、無期転換を阻止することを狙ったものとして脱法行為とされます。
 今回の就業規則の改定は、無効・違法・脱法です。会社に正義はありません。

みんなで声あげ白紙撤回を

 しかし、この期に及んでCTS契約期間を従来の1年から、次の契約更新を半年間に変更するといっています。その半年の間に就業規則改悪を行おうとしているのです。
 みんなで力を合わせれば白紙撤回できます。4月1日実施をストップさせた勝利がそれを示しています。

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多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第15号 2016年1月28日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38TmVyX0xlNm1GNDg/view?usp=sharing


ツアーバス事故 過酷な勤務「明日は我が身」
規制緩和と非正規職化が事故原因

 1月15日未明、長野県軽井沢町の国道18号線で大型バスが動労を飛び出し転落・横転し、運転手2人をはじめ15人が死亡するという、大事故が起きました。「激安」を最大の売りにしたスキーツアーの貸し切りバスでした。
 「キースツアー」が企画し「イーエスピー」がバス運行、さらにその間に仲介業者が入る、典型的な外注・委託構造がもたらした過酷運転事故です。格安バス事故が繰り返され、誰もが「明日は我が身」と感じています。

健康診断もなしで65歳に深夜運転

 運転していたのは65歳と57歳の労働者。事故発生時にハンドルを握っていた運転士は昨年12月に入社したばかりの契約社員でした。バス会社は、健康診断も行わずに虚偽報告し、年配の労働者に過酷な深夜運転をさせていたのです。
 運転手は大型バスの運転経験がなく、面接で「大型バスは苦手」と話しましたが、バス会社は、国が定める運転士教育も行わず、わずか検修2回だけで乗務を強い、4回目の乗務で発生した事故でした。

下請けにダンピング強要

 ツアーは夜に東京を出発、長野まで2人体制で22時間半で往復する予定でした。運転は14時間半、運転以外の時間は8時間です。冬の峠道は非常に危険です。「泊まりでないと請けない」というバス会社もあるほどです。それを年配の不慣れな運転手に日帰りで運転させたのです。
 スキーツアーを企画した旅行会社は、国の下限(約26万7千円)を大幅に下回る19万円で発注していました。昨冬は13~14万円だったことも明らかになっています。
 〈旅行会社=元請け〉〈バス会社=下請け〉という業界の構図によってバス会社のダンピング(不当廉売)が横行し、コスト削減のために実際に働く運転手に過酷な業務が強いられているのです。
 今回、満席でもダンピングしなければ成り立たない状況でした。このため高速料金も上限があり、料金節約で帳尻を合わせるために運転手は無理をして一般道の峠越えを選んだのではないかと指摘されています。
 原因究明はこれからですが、こうした労働環境やダンピングがなぜ生まれたのか。闘う労働組合が絶対に必要です。

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2015年12月3日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS 第14号 2015年12月2日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38eXNMeUVaRjNsSzg/view?usp=sharing


秋葉原など巨大駅の丸ごと子会社化
今こそ声を上げ阻止しよう!

乗客の8割が「不満」

 NHKや『東洋経済』が鉄道事故多発を特集し社会問題になっています。特にJR東の山手線事故(電化柱倒壊神田・秋葉原間4・12)、や根岸線事故(エアセクション内停車で架線切断横浜・桜木町間8・4)などを取り上げ、「利用者の8割が不満」「事故は予防出来たはず」と危機的状態を報じています。
 JR東の実態は報道以上に酷く、私鉄の10倍以上の事故を起こし続けています(国交省「鉄軌道の安全に関する情報」)。この原因は、保線や検修、さらに駅丸ごとの外注化・非正規化の基本施策にあります。効率化の名の下に安全を破壊し続けているからです。

秋葉原駅の外注化はとん挫

 今年の3月ダイヤ改正でも、JR東は首都圏の巨大駅の全てを「運転取扱駅」から「準運転取扱駅」に格下げし、出発指示合図を廃止しました。特急列車の発車や接続を取る必要がある列車でも、駅の権限を無くし、指令の指示だけに従う方式に切り替えました。駅の外注化は「運転取扱駅は除く」が、当初の大原則でしたが、外注化するために「運転取扱駅」でなくしたのです。
 この下で計画されていたのが、秋葉原を突破口に東京、上野、新宿など巨大駅の丸ごとのJR東日本ステーションサービス(JESS)への外注化です。秋葉原駅の外注化も、うわさされていましたが、提案されず、とん挫しています。安全の崩壊が問題となっていますが、JRはあくまで外注化を狙っています。

今、声を上げて阻止しよう

 駅の外注化・子会社化は、JR社員には出向・転籍、グリーンスタッフ(GS)は配転か転籍、東日本環境アクセス(JAS)にもJR東日本パーソネルサービス(JEPS)にも良いことは何もありません。パスだけを見てもJESSにはありません。矛盾だらけです。
 事故が起きれば、しわ寄せは駅に集中します。全員が必死で対応し、今の安全がかろうじて保たれています。これすらもJRは破壊し、しかも責任を現場に押しつけ、自分達は逃れようとしています。こんな施策がうまく行くはずがありません。なによりも大事故が起きてしまいます。駅員や乗客の命の問題です。今こそ声を上げ、共に闘いましょう!




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




戦争絶対反対! 許すな改憲!
12・5杉並集会にお集まり下さい


憲法改悪と戦争を絶対に許さないために
職場、地域、国境を越えてつながろう!

沖縄・福島の怒りとともに安倍政権を倒そう!

 戦争法強行成立は本当に許せません。しかし闘いはこれからが本番です。戦争絶対反対の声は深く強く拡大しています。国会前10万人、全国1千万人規模と言われた行動は終わっていません。安倍は追いつめられながら、ますます凶暴に労働者民衆への攻撃を強め、原発再稼働、辺野古基地建設、さらに本格的な改憲攻撃に踏み出そうとしています。沖縄・福島の怒りを先頭に安倍を倒そう!

労働運動をよみがえらせ、憲法改悪を阻もう!

 日本共産党は「国民連合政府」をつくるために「日米安保を容認する」「米軍にも出動を要請する」と主張しています。とんでもないことです。これでは戦争に屈服し加担するだけで、憲法改悪にもまったく抵抗できません。闘う労働運動をよみがえらせ、新たな行動を起こしましょう。ゼネストで戦争をとめよう!

国境を越えた連帯で戦争を阻止しよう!

 日本のマスコミはまったく報じませんが、世界最強の労働組合と言われる韓国民主労総(80万人)が、パククネ政権打倒のゼネラルストライキに突入してます。1%の資本家や権力者のための戦争をとめるには、99%の労働者が国境を越えて団結することが必要です。韓国やアメリカ、トルコ、ドイツの労働者と直接つながって、動労千葉や動労水戸を先頭に新たな階級的労働運動が拡大し、非正規の労働者もストライキで闘って解雇撤回をかちとっています。「ゼネストと国際連帯で戦争をとめる」闘いが始まっています。
 戦争絶対反対! 許すな改憲! 杉並集会にぜひ参加してください。




12・5杉並集会
 12月5日(土)午後2時セシオン杉並3F(杉並区梅里1‐22‐32)
連絡先 東京西部ユニオン(03‐3220‐7473)
主催/許すな改憲!大行動
東京都杉並区天沼2‐3‐7さかいビル3A

プロフィール
第二東京弁護士会所属。
許すな改憲!大行動代表呼びかけ人。
日放労(NHK労組)長崎分会委員長の頃、原子力空母佐世保寄港阻止闘争に決起し、不当解雇されるも闘いを通じて弁護士に。
動労千葉顧問弁護団や法大学生弾圧事件の弁護を担い、非正規労働者の解雇撤回や法大裁判での無罪判決をかちとる。
2014年東京都知事選と衆院選に立候補。

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2015年11月26日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第13号 2015年11月25日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38U1l3RFoxLXJDM3c/view?usp=sharing


11・14ソウル 15万人労働者民衆が総決起
民主労総、怒り束ね12月ゼネストへ

動労千葉訪韓団報告

 11月14日、ソウル市庁前広場に15万の労働者民衆が結集し、午後3時すぎチョンテイル烈士精神継承2015全国労働者大会が始まった。広場を見下ろす国家人権委員会ビルの電光掲示板には「キア車非正規職の正規職化/チョンモング(現代グループ会長)は責任を負え」と書かれた垂れ幕が下がり、キア自動車支部ファソン支会社内下請け分会の2人の労働者が6月から長期高空籠城中だ。手を振る2人の姿が見える。
 指名手配されているハンサンギュン民主労総委員長が各産別労組の委員長とともに登壇し、「勝手に解雇、生涯非正規職の労働改悪を中断しろ!全国民が反対する韓国史教科書国定化の告示を廃棄しろ!財閥独占の経済体制を廃棄し、労働者の権利保障、最低賃金1万ウォン、常時業務正規職雇用を法制化しろ!」と叫び、「今日の闘いで自信をつかんで12月、全面的なゼネストでパククネ政権を揺さぶり、勝利しよう」と呼びかけ、全参加者の熱い共感を得た。
 またハン委員長は、韓国労総の労使政野合に反対し韓国労総傘下の金属労連、化学労連、公共労連、さらに激しい争議を闘い、集中的な弾圧を受けた現代重工業、サンヨン自動車、マンド機械の組合員と委員長が参加していることを紹介。新自由主義による分断を超え「正規職5万と非正規職5万がともに闘う歴史的闘いだ」と胸を張った。

戦闘的な大デモが光化門をめざして進んだ

光化門に向かって進撃開始


 午後4時30分、ソウル広場の4方から民衆総決起の会場である光化門(クァンファムン)に向かって一斉にデモが始まった。ソウル本部を先頭とする一団は普信閣(ポシンカク)へと迂回して光化門に迫った。先頭では行く手を阻む警察バスと対峙する戦いが始まり、警察は放水銃の発射を開始している。この日、配置された警察部隊は2万5千。これと果敢に激突し、阻止線を突破して前に進む攻防が夜11時まで続いた。この過程で70歳の農民が放水銃で倒れ重体となり、52人が連行され、負傷者は140人に及んだ。
 たいまつが赤々と燃える中、ハンサンギュン委員長は「民主労総が12月ゼネストを組織し、農民も露天商も闘争を準備している。12月5日の第2次民衆総決起は、今日よりももっと大きな喊声を見せつけよう」「パククネを退陣させる時まで2次3次民衆総決起闘争を組織して闘おう」と呼びかけた。

「民主労総に続こう」動労千葉・田中委員長が訴え

 動労千葉訪韓団は、ソウル本部の指示のもと、整然と闘い、午後7時をもって集約し、田中康宏委員長が訪韓団を前に闘いの意義を提起した。
 「新自由主義の崩壊を前にして10万、15万の労働者の怒りを組織する民主労総の原則性と大衆性、これが社会を動かす力だ。戦争までしようという安倍政権の攻撃に日本の労働者も底力を示した。国会前は12万人が集まった。だけど必要なのは今日ここにある力だ。つまり、一人ひとりの労働者が団結した力が社会を変革し、歴史を動かすこと、階級的労働運動を取り戻し、民主労総のような闘いをつくること、これを学んだことが、一番の総括だ」
 「30年間、非妥協的に国鉄分割・民営化と闘いぬいたことは誇るべき獲得した地平だと確認したい。この闘いが日本の労働者全体の権利、団結を土台で支えている。この地平で労働者の怒りの声と結びつく力を得て、階級的な労働運動、階級的な学生運動をつくる。そうすればすべてが動き始める。最後までがんばりましょう」
 動労千葉訪韓団は翌15日、動労千葉と動労総連合が鉄道労組の現場を訪問し、合同・一般労組全国協を軸にした仲間は争議組合を激励訪問。16日には民主労総ソウル本部で韓日労働者理念交流を行い、国際連帯を深めた。
 11・13パリ事件の対極にある闘いこそ、民主労総のゼネスト決起であり、民衆総決起だ。11・14ソウルから労働者民衆の新たな世界史が確実に動き出した。




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2015年11月20日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第12号 2015年11月18日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38bW1Jb2Q4RURUdFE/view?usp=sharing


JR関連企業
交通機械サービスは第2回団交でも
青年労働者の首切りの根拠示さず

 私たちと同じ合同一般全国協に所属する「なんぶユニオン」で、解雇撤回闘争が闘われています。本紙8号(10/14付)に続き、新しいなんぶユニオンのビラを掲載します。

労働組合法第1条(=労使対等)を知らない武田総務部長

 なんぶユニオンは、11月9日、JR東京総合車両センター構内でJR東日本のグループ会社として業務をおこなっている交通機械サービスで働く青年Aさんの解雇撤回を求める、第二回団体交渉をおこないました。
 交通機械サービス側から、武田総務部長(JR・OB)、村上工事部長(JR・出向)、斉藤営業部長(JR・エルダー)と金子社労士の4人が出席し行われました。「交通機械サービス」はJR関連企業とは名ばかりでJRそのものです。
 まず、交通機械サービス側が「団交時間は1時間まで」と制限してきたことへの抗議から始まった。
 団交の場は労使対等です。会社側の一方的な時間制限は許されません。「武田部長、労働組合法第1条(労使対等)を知っていますか」と言うと、驚くべきことに「知りません」と回答しました。
 総務部長が労働組合法の第1条を知らないのでは団体交渉に出てくる資格などありません。JR・JR関連企業のこの横暴な態度は絶対に許されません。私たちは、小笠原社長(JR・OB)が団体交渉に出席するよう要求しましたが、武田部長は無言です。
 対等かつ真摯に団体交渉をおこなう気などまるでないことが明らかになりました。「こんな会社に青年労働者の職場=生活・生命を奪われてたまるか」と怒りが爆発しました。

入社2ヶ月のAさんの「仕事ミス」を理由に「契約解除」を決めた

 この「仕事ミス」を具体的に示す書類を明らかにするよう要求しましたが、「必要ない」の一点張りです。
 Aさんの仕事は、車両のクーラーの洗浄です。チームを組んで、互いに協力し合ってはじめてできる作業であり、個人的な「仕事ミス」など存在しないのです。
 「ミス」が契約解除の本当の理由でないことは明らかです。われわれが何度も明らかにしているように、本当の理由は、Aさんが「安全な労働職場」を要求したことです。Aさんは、一貫して「職場の安全作業」を要求する先頭に立ってきました。それが、「安全無視・利益優先」の会社にとっては「邪魔」であり、勝手な理由をつけて「契約解除」したのです。
 穴の開いた手袋で仕事をし、炎症を起こしたことは明白な労働災害ですが、会社はAさんの訴えを握りつぶしたのです。

国鉄「分割・民営化」から始まった「外注化・総非正規化」の新自由主義攻撃が、
一切の悪の根源だ


 非正規労働者は全労働人口の40%に達しました。青年労働者の2人に1人は非正規労働者です。非正規労働者は、「賃金が安い」だけではなく「有期雇用」を口実に経営者の無言の圧力をかけられています。
 この現実に非正規労働者は「6ヶ月ごとに死刑台に乗せられる」と激しい怒りを充満させています。
 Aさんは、「こんな理不尽な解雇は絶対に許せない。これを許せば、次にまた同じ解雇者がでる」と渾身の決起で闘っています。青年労働者の「生きさせろ」の根源的決起です。交通機械サービスは、今すぐ、Aさんの契約解除を撤回し、職場に戻せ!

第三回目の団交を要求します

 問題はなにも解決していません。会社はAさんを解雇し、団体交渉が開始されたあとになってから、労災の手続きを開始しましたが、これまで握りつぶしたことが免罪されるわけではありません。
 まずはAさんを職場に戻し、謝罪するべきです。なんぶユニオンは、さらに第三回目の団交を要求します。
 Aさんの解雇撤回までどこまでも闘います。
(2015年11月12日付け)




ATACS導入ねらうJR
安全犠牲に設備コスト削減進める

 JRは3・11東日本大震災で一部不通になっていた仙石線の復旧に伴い、ATACSの使用を開始しました。さらに、17年秋に埼京線へ導入することも検討されています。
 このATACSは、設備コストを削減しさらなる過密ダイヤを実現するために、安全を破壊するものです。

「1閉塞1列車」の原則を破壊

 これまでJRは「閉塞方式」と呼ばれる方法で鉄道の安全を確保してきました。「閉塞方式」とは、信号機から次の信号機までの間を「閉塞区間」と設定し、一つの閉塞区間に一つの列車しか入れないというものです。この基準を守っている限り、列車同士が衝突することは絶対にありえません。
 それに対して、ATACSは列車同士の距離から「最適な速度パターン」を自動的に作成しその速度を超えると自動的にブレーキをかける仕組みです。各列車内の装置が位置を判定して無線で中央装置に送ります。
 これは鉄道の安全を守る仕組みの抜本的な解体です。閉塞区間という絶対的な停止基準を廃止すれば、わずかなトラブルやミスが事故に直結することになります。ATACSは間違いなく鉄道の安全を破壊します。
 閉塞方式では列車間隔は信号の位置によって決まるので、間隔をつめるには信号を増設する必要があります。それがATACSでは自由に間隔を詰められることになります。

過密ダイヤと乗務員の労働強化へ

過密ダイヤにすることが容易になれば、乗務員へのさらなる労働強化につながることは明らかです。
 また、鉄道の安全破壊にも直結する問題です。また、ATACSが全面的に導入されれば信号も列車の位置を検知する電気回路も必要なくなります。設備を点検したり修理したりする人員やコストも大幅に削減されます。
 コストや人員を削減するために安全を破壊し、乗務員への労働強化を進めるなど絶対に認められません。




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。

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