2015年9月24日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第6号 2015年9月23日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38bk9CWVE2OVNpR2c/view?usp=sharing


ABEたおせ! 闘うUNIONを!
9・29三多摩労働者集会にご参加を

戦争法強行採決弾劾!

 このビラを受け取ったJRで働く全ての労働者の皆さん!
 9月19日未明に安倍政権は戦争法の強行採決―「成立」に踏み切りました。断じて許すことはできません。再び戦争する国へと、舵を切った安倍を打倒しよう。
 8月30日の国会正門前を埋め尽くした12万人の巨大な怒り、先週1週間の連日にわたる国会に押し寄せた数万人の怒りの行動! 「安倍政権を倒せ! 戦争法案絶対反対!」の怒りと行動は全国の地に、満ち満ちています。戦争法が成立したからと言って誰一人としてあきらめていません。安倍は戦争法を強行成立させたことで、墓穴を掘りました。労働者の怒りで安倍を倒そう!

ストライキで戦争とめよう


 強行成立の直後から怒りはおさまらず、「安倍を倒すために、次はどうすればいいんだ」と、次の行動方針を求めています。今こそ闘う労働組合の登場が待ち望まれています。戦争法との闘いはこれからです。労働組合の戦争協力拒否が決定的な闘いとなります。労働組合が労働者と権利を守り、戦争に反対する力としてこの時代に登場することが必要です。
 私たち多摩連帯ユニオンは、国会前の戦争法絶対反対の巨大な怒りを引き継いで、9月29日に『ABE倒せ! 闘うUNIONを!』を掲げて三多摩労働者集会を開催します。労働者集会へJR職場からの参加を心から訴えます。
 この集会には、JR東日本の民営化・外注化―非正規職化と真っ向から闘い抜く動労千葉の労働者が参加します。環境アクセスの青年労働者を組織して、ストライキで解雇策動を撤回させた動労神奈川の仲間も参加します。また都内の駅で働くJR労働者も参加して、秋葉原駅の全面外注化など安全破壊との闘いを報告します。
 ぜひご参加下さい。




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




動労千葉10・1ストライキに立つ

 10月1日、動労千葉は鉄道業務の外注化に反対するストライキを行います。これは戦争法反対のストライキでもあります。
 動労千葉は、小泉政権時代の有事法制に反対して2003年に「戦争協力拒否宣言」を発しました。同年3月にはイラク戦争に反対して72時間のストライキを実施し、約600本の列車をストップさせ、国際的にも大きな注目を集めました。
 安倍政権は、戦争法案を強行する一方で、派遣労働を全面解禁する労働者派遣法の改悪も強行しました(9月11日)。また教育や言論の自由を支配する政治を進め、労働者の権利や雇用を破壊し、増税と福祉破壊、地方切り捨ての政治を行っています。

賃上げ増員を要求してスト

 また、JR高崎鉄道サービスの清掃労働者を組織している動労連帯高崎は、9月12日、清掃職場の増員と賃上げを要求して篭原と熊谷の2事業所でストライキに立ち上がりました。今こそ労働組合が戦争法絶対反対の最先頭で闘いを呼びかけるときです。労働組合がストライキに立ち上がれば、その怒りは必ず隣の職場の労働者の怒りに火をつけ、連鎖しあらゆる職場のストライキへと拡大します。労働組合のストライキは、「安倍政権を倒せ!」の国会前―全国津々浦々の怒りを、覚醒し拡大させる起爆剤となるものです。
 動労千葉は労働組合とストライキの復権をかけて闘います。多摩連帯ユニオンも動労千葉と固く連帯して「ストライキで闘う労働組合」として、職場で体を張って闘う労働組合として登場します。このビラを受け取った労働者の皆さん、正規の労働者も非正規の労働者も多摩連帯ユニオンに加入してともに職場で闘いましょう。9・29三多摩労働者集会へ職場から集まり、ともに闘いましょう。




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会

ビラへのリンク

2015年9月21日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第5号 2015年9月16日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38S0hMd2pUc2FsZUE/view?usp=sharing


すべての職場にストライキのできる組合を
多摩連帯ユニオンに入って一緒に闘おう!

労働者が団結してストライキで闘えば戦争は止められる

 JRで働くみなさん、こんにちは!誰でもひとりから入れる合同労働組合の多摩連帯ユニオンです。今、安保国会まっただ中で、皆さんの中にも強行採決に反対して国会前へ駆けつけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちも連日国会前で「戦争法案絶対反対!」を掲げて闘っています。9月13日(日)にも職場で闘う労働組合と全国の大学で闘う学生が中心になって集会とデモをやりました。みんなが口々に言うことは「この社会を動かしているのは労働者だ!労働者が団結してストライキで闘えば戦争は止められる!」ということです。なぜなら軍事物資を作るのも運ぶのも戦地に送り出されるのも、みんな労働者だからです。そんな労働者が労働組合でストライキに立ち上がったらたちまち職場の機能は止まります。そして労働者が職場を越えて団結し、国家に対してストライキに立ち上がったら(その状態をゼネラルストライキと言います)国さえも止められる力を持っている、それが労働者です。

最高裁に「不当労働行為」を認めさせた動労千葉

 JRにはストライキで闘う労働組合があります。その代表が動労千葉や動労水戸です。
 動労千葉は1987年の国鉄分割民営化時に、民営化絶対反対を掲げてストライキを闘いました。当時の中曽根首相は「国労(国鉄労働組合)を解体して新憲法を安置する」と言って分割民営化を強行しました。闘う組合員を一層したかったJRは、組合活動で2回以上処分されたことのある職員を不採用にし、多くの組合員が解雇されたのです。しかし動労千葉は当時の不採用は不当労働行為であるとして、JRを相手に解雇撤回闘争を行い、あれから28年の時を経てようやく最高裁に「不当労働行為」を認めさせました!しかし、解雇撤回・職場復帰を命じないJRに対して、当時の不採用が不当労働行為ならば解雇撤回するのが当然だ! 職場に戻せ!と闘っています。

被曝労働拒否を闘う動労水戸は住民の帰還強制に反対してデモ

 そして、動労水戸は東日本大震災のあと被曝労働が強制されようとした中で被曝労働拒否のストライキに立ち上がり、その闘いが帰町を強制されようとしていた楢葉町の町民の怒りと結びつき、ついには帰町宣言を出させないところまで国を追い詰めてきました。
 「動労千葉や動労水戸のように闘いたい」という労働者の声に応えるようにして、今全国で動労総連合の組合が結成されるようになりました。7月30日には動労新潟が結成され、9月10日には動労福島が結成されました。そして、9月12日には動労連帯高崎がストライキに立ち上がりました! 今、東京でも「動労総連合東京を作ろう!」と頑張っています。

一人でも、どんな職種でも雇用形態に関係なく入れる労働組合です

 労働者の武器は「労働組合で団結して闘うこと」です。おかしいと思ったことに泣き寝入りしたり、嫌になったら職場を辞める、そんなことを繰り返していても問題は解決しません。しかし、JRの中はさまざまな会社に分かれていて自分が働いている会社の中には労働組合なんて存在しない(もしくはあっても会社のいいなりになる「御用組合」しかない)という方も多いと思います。そんな方に朗報です!私たちの組合はどんな職種の人でも、正規でも非正規でも、雇用形態は関係なく誰でも一人から入れる地域に開かれた労働組合です。もちろん秘密は厳守します。組合を求めている方はぜひ私たちの組合に入って一緒に闘いましょう。
 安倍政権は今週17日にも戦争法案の強行採決に踏み切ろうとしています。今こそ、闘う労働組合の団結で、安倍政権を追い詰め、戦争法案を廃案に追い込む時です!!
 9月29日(ビラ参照)には国鉄闘争を軸に八王子近辺で働く労働者が中心となった「解雇撤回!外注化阻止!三多摩労働者集会」を開催します。ぜひみなさんも参加してください。よろしくお願いします!!




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会




こんな時、ご相談ください。


◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。

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2015年9月13日日曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第4号 2015年9月9日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38ZElXSlpPM0ViZDg/view?usp=sharing


「命より金儲け」で事故続出のJR
低賃金、雇い止めは許さない!

安全崩壊の無責任体質

 いま、JRの職場で起きていることは、一言でいうならば「安全の崩壊」であり、現場労働者に対する耐え難いほどの「労働強化」です。
 鉄道の業務を何百もの会社にバラバラに外注化していく攻撃は、はっきり言えば、JRが鉄道会社であることを放棄し、鉄道の安全にだれも責任をとらず、自分たちは「エキナカ」や「エキチカ」といったテナント料で大もうけするというものです。まさに「命よりカネ」という商売をやっているのがいまのJRです。
 このような中で、4月には山手線・秋葉原~神田間で電化柱が倒壊するという大事故が起き、8月には京浜東北線で架線が切れて、ダイヤが大混乱に陥るという事故が起きました。
 これは、技術継承ができず安全の責任体制が崩壊し、危険だと判断することができなくなったことによります。

昇給は生涯で3回(JESS)

 7月1日、これまで千葉鉄道サービス(CTS)、水戸鉄道サービス(MTS)、高崎鉄道サービス(TTS)に委託されていた鉄道業務が、JR東日本ステーションサービス(JESS)に移管されました。関東全体の駅業務を請け負う巨大な下請け会社がつくられ、駅業務の総てを外注化しようとしているのです。駅業務に就く労働者には、「昇級は生涯で三回(!)」というとんでもない低賃金化が行われようとしています。
 これだけでなく外注化先の会社で働く労働者は非正規であり、徹底した無権利状態に置かれています。JRの職場に闘う労働組合が必要です。

雇い止め撤回を闘う動労千葉

 動労千葉は、8月5日、JR千葉鉄道サービスで働くFさんの雇い止めの撤回を求めて団体交渉を行いました。Fさんは、ある朝出勤したところ酒の匂いを指摘され、それを理由に契約を更新しないことを告げられたというのです。
 Fさんは、肝臓の状態が悪く、アルコールが分解されにくい体質になっていたのです。にもかかわらず悪質な飲酒事件をでっち上げられ、雇い止めに追い込まれたのです。
 外注化が強行されてから、現場で横行する「減給処分」や雇い止め、上司によるパワハラ。皆さんの職場でもこのような例はいくつもあると思います。

組合に入って共にたたかおう

 動労千葉は、国鉄の分割・民営化に対して3波のストライキで闘い、いまも外注化攻撃に対して闘っている労働組合です。
 私たち多摩連帯ユニオンは、動労千葉のような闘う労働組合を三多摩の地域につくろうということで結成されました。前身である「合同労組八王子」のころから、八王子西郵便局解雇撤回闘争、ダイエー八王子店閉店に伴う解雇撤回闘争を闘ってきました。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利に続こう。多摩連帯ユニオンは、西部ユニオンと同じ合同・一般労働組合全国協議会に加入しています。多摩連帯ユニオンに加入して闘おう! 9・29三多摩労働者集会にお集まり下さい。




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会
都労委 解雇撤回命令かちとる!

 8月24日、東京都労働委員会は、2009年11月10に不当解雇された故田口守組合員の解雇を不当労働行為によるものと認定し、09年11月10日の解雇から11年8月16日無念にも急逝されるまで、継続雇用されていたものとして、約1年9ヶ月分の賃金を遺族に支払うよう命じました!

非正規でも団結して闘えば勝てる

 鈴木コンクリート工業は板橋区にある生コン会社。2009年に西部ユニオン鈴コン分会を結成。11月に田口組合員が解雇になり、都労委に提訴して闘争開始。2011年精勤・解禁手当廃止攻撃に対して、分会全員で1日ストライキを決行しました。これに対し会社は分会三役に出勤停止処分、12月には解雇通告を出しました。以来、3年余り社前闘争を闘い抜き、2014年4月東京地裁で解雇無効の勝利を勝ち取り(写真上)、現在全員職場復帰して元気に闘い続けています。今回の田口組合員の勝利は、この分会三役の解雇撤回につぐ完全勝利です。鈴コンの労働者は、皆3ヶ月雇用の非正規労働者です。中には20年以上も3ヶ月契約を繰り返して継続してきた組合員もいます。3ヶ月契約の非正規労働者でも、労働組合に団結して闘えば勝てます。鈴コン闘争の勝利に続き、多摩連帯ユニオンに入って闘おう!




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会

戦争法案の強行採決阻止
9.13 午後2時
国会正門前

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2015年9月7日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第3号 2015年9月2日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38YlJVb2EtV2F3LTg/view?usp=sharing


3波のストライキで雇用確保
ダイエー八王子店
労働組合に入ってたたかおう

閉店=解雇を撤回した

 私たち多摩連帯ユニオンは、本年2月15日、ダイエー八王子店の閉店にともなうパートの非正規労働者全員解雇攻撃に対して、3波のストライキに立ち上がりました。「雇用継続・労働条件切り下げ反対」を掲げて、団体交渉とストライキで組合員の雇用を確保したのです。
 ダイエーで働く労働者は、ほとんどがUAゼンセン傘下のダイエーユニオンに所属しています。UAゼンセンは、労働者の闘いを押さえつけるだけで、なにも闘いません。結局UAゼンセンの下では、大半の労働者がわずかばかりの慰労金をもらって解雇されたのです。
 今や労働者の37%が非正規労働者です。安倍政権のもとで、いつでも簡単に雇い止めができるようにしてきたのです。それと一体で、UAゼンセンのような御用組合を使って、労働者の闘いを抑え込んできました。多摩連帯ユニオンは非正規の労働者であっても団結して闘えば勝てることを、ダイエー八王子店の闘いで示したのです。

金儲け優先で事故が激増

 今JR職場では駅業務の全面外注化など、職場丸ごとの合理化攻撃が強行されています。それに伴い全ての労働者に、「配転」「出向」「転籍」「解雇」「賃下げ」などの合理化攻撃が仕掛けられています。こんな不安定な状態におかれていては、労働者は誇りを持って仕事に専念できません。さらには安全も崩壊していくことは明らかです。
 国鉄が分割・民営化されて以降、JRの事故は増え続けています。保守・点検など安全を守る部門の労働者が削減され、正規を非正規に置き換え、金もうけ優先の企業体質に変えられてきたからです。車両故障・架線切れ・ケーブル火災など、ひとたび事故で電車が遅れたりしたら、乗客の怒りの矢面に立たされるのは非正規の現場労働者ではないですか!
 JR東日本は、安全を下請けに丸投げし、事故の責任を現場労働者に押しつけているのです。
 職場には闘う労働組合が必要です。今や、闘わなくては労働条件も生活も守れません。団結して闘えば勝てます。多摩連帯ユニオンは、一人でも加入できる労働組合です。労働組合に入ってともに闘いましょう。



◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。
TEL042-644-9914
URLtamarentai.blogspot.com/




戦争法案阻止! 安倍倒せ!
国会包囲12万人。全国100万人。
8月30日

 8月30日、参議院で審議されている安保関連法案=戦争法案の廃案と安倍政権打倒を求める労働者・市民・学生が国会議事堂を完全に包囲し、12万人の人々(全国で100万人)で埋め尽くされました。私たち多摩連帯ユニオンも組合旗を掲げ、午前中の国会デモから終日たたかいに起ち上がりました。
 小雨が降りしきる中、人々の波は絶えることはありません。ついに国会正門前の5車線の道路は人々で埋め尽くされました。労働組合も動員の枠を超えて、あるいは自主的に決起して立ち上がりました。
 労働組合の中にはUAゼンセンのように「安保賛成、徴兵制賛成」を言う組合まであります。UAゼンセンに限らず労働組合の名に値しない、資本家の手先となって労働者支配を行っている組合もあります。組合幹部たちの利害のために資本家に擦り寄る輩が組合を変質させているのです。
 戦争法案の成立に躍起になっている安倍政権は、いまやグラグラです。安倍が巨額の郵便貯金や年金積立金も投入して、唯一すがりついてきた株式市場も、ついに中国を起点にバブルの崩壊が始まりました。アベノミクスの虚構が吹っ飛び、ウソとペテンに塗り固められた安倍政権を打倒できる情勢が来ています。いまこそ闘う労働組合を甦らせましょう。職場から戦争法阻止するうねりをつくり出し安倍政権を打倒しよう!
 戦争法案の強行採決阻止! ストライキで戦争とめよう!



解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時20分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室




戦争法案の強行採決阻止

午後2時
国会正門前

ビラへのリンク

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第2号 2015年8月26日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38cFJvMExJaHpJTFk/view?usp=sharing


8月18日JR中央線高架下でケーブル火災
外注化で安全丸投げのJRの無責任

 8月18日夜7時40分頃、JR中央線の高架下でケーブルが焼ける火災があり、4っつの路線で電車が止まりました。通勤時間帯ということもあり最終電車まで運転見合わせとなり、トラブルの影響は7万5千人に及びました。
 JR青梅線では、駅と駅との間で上り下りの電車が立ち往生し、一時、1000人以上の乗客が車内に取り残されました。「いきなり電車がバンと止まって、電気も消えてしまった」(乗っていた女性)。駅にはタクシーを待つ長い行列ができ、踏切も停電で閉じたままとなり、交通にも影響が出ました。
 調べたところ、ケーブルの地中部分に焦げた箇所があったことが判明。廃線のトラブルが出火原因と見られています。
 JRは、電力・保線・信号通信などの施設関係の仕事を次々と外注化し、安全を下請け会社に丸投げしています。分割・民営化以降、JRの事故は私鉄各社と比べても10倍ほどにもなっています。

コスト削減で対策せず

 8月4日には、京浜東北・根岸線の横浜―桜木町間で架線が切れる事故が起こり、近くの花火大会と重なって終日大混雑となった事故も記憶に新しいと思います。JR東日本は、架線と架線の継ぎ目にあたる「エアセクション」区間に停車し、再発進したことが原因だと発表しました。エアセクションで停止して再発進した場合、ショートして架線が溶けて切れることがあるためです。そのためエアセクションでは停車できないことになっています。
 JR東日本は、07年に東北線で同様の事故が発生して以降、エアセクションの位置を音声で知らせるシステムを全車両に設置するとしていました。しかし、京浜東北・根岸線など5路線はATC(自動列車制御装置)があるからという理由で設置の対象から外してしまったのです。同じ理由でエアセクションの位置や、停車してしまった場合の対応などの教育も行われませんでした。
 JR東日本は、「ATCに従っていればエアセクション内に止まることはない」と、あたかも運転士の責任のようなことを言っています。しかし運転士は「先行列車が停止しているのが見えたらすぐ止まれ」という会社の指導に従っただけです。
 事故の責任は労働者にはありません。金儲け優先で外注化や、安全を丸投げするJRにこそ責任があります。
 多摩連帯ユニオンは、労働者の立場にたって金儲け主義の会社と闘って来ました。ともに闘おう!

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多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第1号 2015年8月19日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38VDhjNkxDZXY3ZTg/view?usp=sharing


鉄道レール溶接の労働者がストライキ
JRの全面外注化とたたかおう

 7月10日、練馬区の株式会社「全溶」で働く労働者42人(東京東部労組)が24時間のストライキに立ち上がりました。「全溶」はJRや私鉄各社のレール溶接を請け負っている会社です。
 夏期給与の増額、これまでの手当カットの復活、過去に減らした作業人員の増員など、労働者の生活と安全にかかわる切実な訴えに会社はゼロ回答。労働者は激しい怒りで立ち上がりました。
 「会社は4年前から赤字脱却を名目として労働者に犠牲を押しつける形で人件費カットを強行してきました。労働者は生活を守るためにやむなく夜間作業と昼間作業を繰り返すという過酷労働を強いられてきました。その結果、会社は黒字化を達成したにもかかわらず、労働者はひたすら我慢させられてきました」「団体交渉では組合員から『社長が寝ているあいだも労働者は働いてきた』『みんなの生活をどう考えているのか』と怒りの声が相次ぎ、組合側はその場でストライキ通告書を手渡しました」(組合の主張)。
 このストライキは関東一円の鉄道のレール溶接の保守点検の夜間作業を次々とストップさせました。ストライキで労働者の誇りがよみがえったのです。

労働組合に入って闘おう

 「全溶」のストライキはJRの業務全面外注化に対する闘いと一体です。JR東日本は、7月1日、駅業務の全面外注化を柱とするグループ会社の大再編を始めました。千葉や高崎や水戸の鉄道サービス会社で働いていた労働者に対して、JESS(JR東日本ステーションサービス)への転籍を強要し、労働条件のさらなる切り下げが行われています。さらにJRがたくらんでいるのは、JR本体で働く労働者の外注会社への転籍、非正規職化です。
 JRグループ会社、さらにその下請け会社で働く労働者への賃下げ、労働強化、非正規職化は絶対に許せません!JRの外注化を止め、安全と雇用を守るたたかいに私たちは全力で闘います。ぜひ、みなさんも私たち多摩連帯ユニオンに入ってともにたたかいましょう。
 動労千葉のような闘う労働組合に続いて、神奈川や新潟で、グループ会社で働く労働者とJR本体で働く労働者が一緒に労働組合をつくって団結し、JRの外注化や非正規職化に反対してたたかいに立ち上がっています。「全溶」に続いて、我慢ならない労働条件、職場の状況に対して多摩連帯ユニオンに入って一緒に闘いましょう!




動労千葉鉄建公団訴訟 最高裁棄却弾劾
外注化・非正規職化阻止 報告・決起集会

●8月23日(日)午後1時半開始
●星陵会館ホール(千代田区永田町)

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