2015年12月3日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS 第14号 2015年12月2日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38eXNMeUVaRjNsSzg/view?usp=sharing


秋葉原など巨大駅の丸ごと子会社化
今こそ声を上げ阻止しよう!

乗客の8割が「不満」

 NHKや『東洋経済』が鉄道事故多発を特集し社会問題になっています。特にJR東の山手線事故(電化柱倒壊神田・秋葉原間4・12)、や根岸線事故(エアセクション内停車で架線切断横浜・桜木町間8・4)などを取り上げ、「利用者の8割が不満」「事故は予防出来たはず」と危機的状態を報じています。
 JR東の実態は報道以上に酷く、私鉄の10倍以上の事故を起こし続けています(国交省「鉄軌道の安全に関する情報」)。この原因は、保線や検修、さらに駅丸ごとの外注化・非正規化の基本施策にあります。効率化の名の下に安全を破壊し続けているからです。

秋葉原駅の外注化はとん挫

 今年の3月ダイヤ改正でも、JR東は首都圏の巨大駅の全てを「運転取扱駅」から「準運転取扱駅」に格下げし、出発指示合図を廃止しました。特急列車の発車や接続を取る必要がある列車でも、駅の権限を無くし、指令の指示だけに従う方式に切り替えました。駅の外注化は「運転取扱駅は除く」が、当初の大原則でしたが、外注化するために「運転取扱駅」でなくしたのです。
 この下で計画されていたのが、秋葉原を突破口に東京、上野、新宿など巨大駅の丸ごとのJR東日本ステーションサービス(JESS)への外注化です。秋葉原駅の外注化も、うわさされていましたが、提案されず、とん挫しています。安全の崩壊が問題となっていますが、JRはあくまで外注化を狙っています。

今、声を上げて阻止しよう

 駅の外注化・子会社化は、JR社員には出向・転籍、グリーンスタッフ(GS)は配転か転籍、東日本環境アクセス(JAS)にもJR東日本パーソネルサービス(JEPS)にも良いことは何もありません。パスだけを見てもJESSにはありません。矛盾だらけです。
 事故が起きれば、しわ寄せは駅に集中します。全員が必死で対応し、今の安全がかろうじて保たれています。これすらもJRは破壊し、しかも責任を現場に押しつけ、自分達は逃れようとしています。こんな施策がうまく行くはずがありません。なによりも大事故が起きてしまいます。駅員や乗客の命の問題です。今こそ声を上げ、共に闘いましょう!




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
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 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




戦争絶対反対! 許すな改憲!
12・5杉並集会にお集まり下さい


憲法改悪と戦争を絶対に許さないために
職場、地域、国境を越えてつながろう!

沖縄・福島の怒りとともに安倍政権を倒そう!

 戦争法強行成立は本当に許せません。しかし闘いはこれからが本番です。戦争絶対反対の声は深く強く拡大しています。国会前10万人、全国1千万人規模と言われた行動は終わっていません。安倍は追いつめられながら、ますます凶暴に労働者民衆への攻撃を強め、原発再稼働、辺野古基地建設、さらに本格的な改憲攻撃に踏み出そうとしています。沖縄・福島の怒りを先頭に安倍を倒そう!

労働運動をよみがえらせ、憲法改悪を阻もう!

 日本共産党は「国民連合政府」をつくるために「日米安保を容認する」「米軍にも出動を要請する」と主張しています。とんでもないことです。これでは戦争に屈服し加担するだけで、憲法改悪にもまったく抵抗できません。闘う労働運動をよみがえらせ、新たな行動を起こしましょう。ゼネストで戦争をとめよう!

国境を越えた連帯で戦争を阻止しよう!

 日本のマスコミはまったく報じませんが、世界最強の労働組合と言われる韓国民主労総(80万人)が、パククネ政権打倒のゼネラルストライキに突入してます。1%の資本家や権力者のための戦争をとめるには、99%の労働者が国境を越えて団結することが必要です。韓国やアメリカ、トルコ、ドイツの労働者と直接つながって、動労千葉や動労水戸を先頭に新たな階級的労働運動が拡大し、非正規の労働者もストライキで闘って解雇撤回をかちとっています。「ゼネストと国際連帯で戦争をとめる」闘いが始まっています。
 戦争絶対反対! 許すな改憲! 杉並集会にぜひ参加してください。




12・5杉並集会
 12月5日(土)午後2時セシオン杉並3F(杉並区梅里1‐22‐32)
連絡先 東京西部ユニオン(03‐3220‐7473)
主催/許すな改憲!大行動
東京都杉並区天沼2‐3‐7さかいビル3A

プロフィール
第二東京弁護士会所属。
許すな改憲!大行動代表呼びかけ人。
日放労(NHK労組)長崎分会委員長の頃、原子力空母佐世保寄港阻止闘争に決起し、不当解雇されるも闘いを通じて弁護士に。
動労千葉顧問弁護団や法大学生弾圧事件の弁護を担い、非正規労働者の解雇撤回や法大裁判での無罪判決をかちとる。
2014年東京都知事選と衆院選に立候補。

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2015年11月26日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第13号 2015年11月25日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38U1l3RFoxLXJDM3c/view?usp=sharing


11・14ソウル 15万人労働者民衆が総決起
民主労総、怒り束ね12月ゼネストへ

動労千葉訪韓団報告

 11月14日、ソウル市庁前広場に15万の労働者民衆が結集し、午後3時すぎチョンテイル烈士精神継承2015全国労働者大会が始まった。広場を見下ろす国家人権委員会ビルの電光掲示板には「キア車非正規職の正規職化/チョンモング(現代グループ会長)は責任を負え」と書かれた垂れ幕が下がり、キア自動車支部ファソン支会社内下請け分会の2人の労働者が6月から長期高空籠城中だ。手を振る2人の姿が見える。
 指名手配されているハンサンギュン民主労総委員長が各産別労組の委員長とともに登壇し、「勝手に解雇、生涯非正規職の労働改悪を中断しろ!全国民が反対する韓国史教科書国定化の告示を廃棄しろ!財閥独占の経済体制を廃棄し、労働者の権利保障、最低賃金1万ウォン、常時業務正規職雇用を法制化しろ!」と叫び、「今日の闘いで自信をつかんで12月、全面的なゼネストでパククネ政権を揺さぶり、勝利しよう」と呼びかけ、全参加者の熱い共感を得た。
 またハン委員長は、韓国労総の労使政野合に反対し韓国労総傘下の金属労連、化学労連、公共労連、さらに激しい争議を闘い、集中的な弾圧を受けた現代重工業、サンヨン自動車、マンド機械の組合員と委員長が参加していることを紹介。新自由主義による分断を超え「正規職5万と非正規職5万がともに闘う歴史的闘いだ」と胸を張った。

戦闘的な大デモが光化門をめざして進んだ

光化門に向かって進撃開始


 午後4時30分、ソウル広場の4方から民衆総決起の会場である光化門(クァンファムン)に向かって一斉にデモが始まった。ソウル本部を先頭とする一団は普信閣(ポシンカク)へと迂回して光化門に迫った。先頭では行く手を阻む警察バスと対峙する戦いが始まり、警察は放水銃の発射を開始している。この日、配置された警察部隊は2万5千。これと果敢に激突し、阻止線を突破して前に進む攻防が夜11時まで続いた。この過程で70歳の農民が放水銃で倒れ重体となり、52人が連行され、負傷者は140人に及んだ。
 たいまつが赤々と燃える中、ハンサンギュン委員長は「民主労総が12月ゼネストを組織し、農民も露天商も闘争を準備している。12月5日の第2次民衆総決起は、今日よりももっと大きな喊声を見せつけよう」「パククネを退陣させる時まで2次3次民衆総決起闘争を組織して闘おう」と呼びかけた。

「民主労総に続こう」動労千葉・田中委員長が訴え

 動労千葉訪韓団は、ソウル本部の指示のもと、整然と闘い、午後7時をもって集約し、田中康宏委員長が訪韓団を前に闘いの意義を提起した。
 「新自由主義の崩壊を前にして10万、15万の労働者の怒りを組織する民主労総の原則性と大衆性、これが社会を動かす力だ。戦争までしようという安倍政権の攻撃に日本の労働者も底力を示した。国会前は12万人が集まった。だけど必要なのは今日ここにある力だ。つまり、一人ひとりの労働者が団結した力が社会を変革し、歴史を動かすこと、階級的労働運動を取り戻し、民主労総のような闘いをつくること、これを学んだことが、一番の総括だ」
 「30年間、非妥協的に国鉄分割・民営化と闘いぬいたことは誇るべき獲得した地平だと確認したい。この闘いが日本の労働者全体の権利、団結を土台で支えている。この地平で労働者の怒りの声と結びつく力を得て、階級的な労働運動、階級的な学生運動をつくる。そうすればすべてが動き始める。最後までがんばりましょう」
 動労千葉訪韓団は翌15日、動労千葉と動労総連合が鉄道労組の現場を訪問し、合同・一般労組全国協を軸にした仲間は争議組合を激励訪問。16日には民主労総ソウル本部で韓日労働者理念交流を行い、国際連帯を深めた。
 11・13パリ事件の対極にある闘いこそ、民主労総のゼネスト決起であり、民衆総決起だ。11・14ソウルから労働者民衆の新たな世界史が確実に動き出した。




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2015年11月20日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第12号 2015年11月18日

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JR関連企業
交通機械サービスは第2回団交でも
青年労働者の首切りの根拠示さず

 私たちと同じ合同一般全国協に所属する「なんぶユニオン」で、解雇撤回闘争が闘われています。本紙8号(10/14付)に続き、新しいなんぶユニオンのビラを掲載します。

労働組合法第1条(=労使対等)を知らない武田総務部長

 なんぶユニオンは、11月9日、JR東京総合車両センター構内でJR東日本のグループ会社として業務をおこなっている交通機械サービスで働く青年Aさんの解雇撤回を求める、第二回団体交渉をおこないました。
 交通機械サービス側から、武田総務部長(JR・OB)、村上工事部長(JR・出向)、斉藤営業部長(JR・エルダー)と金子社労士の4人が出席し行われました。「交通機械サービス」はJR関連企業とは名ばかりでJRそのものです。
 まず、交通機械サービス側が「団交時間は1時間まで」と制限してきたことへの抗議から始まった。
 団交の場は労使対等です。会社側の一方的な時間制限は許されません。「武田部長、労働組合法第1条(労使対等)を知っていますか」と言うと、驚くべきことに「知りません」と回答しました。
 総務部長が労働組合法の第1条を知らないのでは団体交渉に出てくる資格などありません。JR・JR関連企業のこの横暴な態度は絶対に許されません。私たちは、小笠原社長(JR・OB)が団体交渉に出席するよう要求しましたが、武田部長は無言です。
 対等かつ真摯に団体交渉をおこなう気などまるでないことが明らかになりました。「こんな会社に青年労働者の職場=生活・生命を奪われてたまるか」と怒りが爆発しました。

入社2ヶ月のAさんの「仕事ミス」を理由に「契約解除」を決めた

 この「仕事ミス」を具体的に示す書類を明らかにするよう要求しましたが、「必要ない」の一点張りです。
 Aさんの仕事は、車両のクーラーの洗浄です。チームを組んで、互いに協力し合ってはじめてできる作業であり、個人的な「仕事ミス」など存在しないのです。
 「ミス」が契約解除の本当の理由でないことは明らかです。われわれが何度も明らかにしているように、本当の理由は、Aさんが「安全な労働職場」を要求したことです。Aさんは、一貫して「職場の安全作業」を要求する先頭に立ってきました。それが、「安全無視・利益優先」の会社にとっては「邪魔」であり、勝手な理由をつけて「契約解除」したのです。
 穴の開いた手袋で仕事をし、炎症を起こしたことは明白な労働災害ですが、会社はAさんの訴えを握りつぶしたのです。

国鉄「分割・民営化」から始まった「外注化・総非正規化」の新自由主義攻撃が、
一切の悪の根源だ


 非正規労働者は全労働人口の40%に達しました。青年労働者の2人に1人は非正規労働者です。非正規労働者は、「賃金が安い」だけではなく「有期雇用」を口実に経営者の無言の圧力をかけられています。
 この現実に非正規労働者は「6ヶ月ごとに死刑台に乗せられる」と激しい怒りを充満させています。
 Aさんは、「こんな理不尽な解雇は絶対に許せない。これを許せば、次にまた同じ解雇者がでる」と渾身の決起で闘っています。青年労働者の「生きさせろ」の根源的決起です。交通機械サービスは、今すぐ、Aさんの契約解除を撤回し、職場に戻せ!

第三回目の団交を要求します

 問題はなにも解決していません。会社はAさんを解雇し、団体交渉が開始されたあとになってから、労災の手続きを開始しましたが、これまで握りつぶしたことが免罪されるわけではありません。
 まずはAさんを職場に戻し、謝罪するべきです。なんぶユニオンは、さらに第三回目の団交を要求します。
 Aさんの解雇撤回までどこまでも闘います。
(2015年11月12日付け)




ATACS導入ねらうJR
安全犠牲に設備コスト削減進める

 JRは3・11東日本大震災で一部不通になっていた仙石線の復旧に伴い、ATACSの使用を開始しました。さらに、17年秋に埼京線へ導入することも検討されています。
 このATACSは、設備コストを削減しさらなる過密ダイヤを実現するために、安全を破壊するものです。

「1閉塞1列車」の原則を破壊

 これまでJRは「閉塞方式」と呼ばれる方法で鉄道の安全を確保してきました。「閉塞方式」とは、信号機から次の信号機までの間を「閉塞区間」と設定し、一つの閉塞区間に一つの列車しか入れないというものです。この基準を守っている限り、列車同士が衝突することは絶対にありえません。
 それに対して、ATACSは列車同士の距離から「最適な速度パターン」を自動的に作成しその速度を超えると自動的にブレーキをかける仕組みです。各列車内の装置が位置を判定して無線で中央装置に送ります。
 これは鉄道の安全を守る仕組みの抜本的な解体です。閉塞区間という絶対的な停止基準を廃止すれば、わずかなトラブルやミスが事故に直結することになります。ATACSは間違いなく鉄道の安全を破壊します。
 閉塞方式では列車間隔は信号の位置によって決まるので、間隔をつめるには信号を増設する必要があります。それがATACSでは自由に間隔を詰められることになります。

過密ダイヤと乗務員の労働強化へ

過密ダイヤにすることが容易になれば、乗務員へのさらなる労働強化につながることは明らかです。
 また、鉄道の安全破壊にも直結する問題です。また、ATACSが全面的に導入されれば信号も列車の位置を検知する電気回路も必要なくなります。設備を点検したり修理したりする人員やコストも大幅に削減されます。
 コストや人員を削減するために安全を破壊し、乗務員への労働強化を進めるなど絶対に認められません。




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2015年11月11日水曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第11号 2015年11月11日

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11・1全国労働者集会
動労千葉のストライキ報告
外注化=非正規化許さず

 日比谷野外音楽堂で開催された11・1全国労働者総決起集会での動労千葉・動労水戸からのストライキ報告を掲載します。

仕事と出向者をJRに戻せ

動労千葉幕張支部長山田護さん
 動労千葉は10月1日から2日の朝9時まで、検修構内運転業務外注化の撤回とすべての出向者、CTS(千葉鉄道サービス)プロパーの仲間を仕事と一緒にJRに取り戻すことを要求してストライキを貫徹しました。
 JRは3年前に検修業務の外注化を強行し、多数の組合員がCTSへ強制出向させられました。会社は出向期限の3年を過ぎたにもかかわらず出向延長を命じました。CTSで独立して業務をやる体制ができていません。外注化の失敗を労働者に押し付けるな。仕事と出向者全員を直ちにJRに戻せ。
 そんな中、JR千葉支社は支部青年部員に対して出向解除の通知を強行しました。JRに戻っても構内運転の仕事はありません。さらに泊まり勤務から日勤に変えて賃金を下げ、生活まで破壊する攻撃です。絶対に許すことができません。3年前はいやだというのに強制出向に出し、今度は仕事を奪ってJRに戻す。若い人の人生をもてあそぶな。
 われわれは約15年、外注化に反対し遅らせてきました。その闘いの中から約30名が動労千葉に加入してくれました。今後も外注化を止め、JRに関係する業務と労働者を直営直接雇用に戻すために全力で闘います。

CTSの仲間が続々と加入

動労千葉木更津支部長山中茂男さん
 この5月に8名の仲間がCTSより動労千葉に加入してくれました。
 3年前、木更津支部でも派出検査の外注化が実施され4名の組合員が強制出向されました。JR、CTSを貫く外注化阻止の闘いをとおして、CTSで働く条件が本当に過酷であることが分かりました。
 13年3月から始まった久留里線のワンマン運転反対の闘い、本年3月の内房線の特急列車の廃止・削減反対闘争では地域を巻き込んだ闘いを展開しました。多くの共感を得ています。
 11月1日付でさらに1人の仲間が動労千葉に加入してくれました。心強いことだと思います。

運転区廃止に反対してスト

動労千葉千葉運転区支部長高澤成夫さん

 昨日、43年の歴史のある自分の職場が廃止され、千葉運輸区になることに反対してストライキに立ち上がりました。この間、会社が行ってきた運輸区化は、動労千葉の拠点職場を廃止して強制配転で組合員をばらばらにする露骨な組織破壊攻撃だからです。
 現在、駅の委託、外注化がすさまじい規模で行われています。特急列車の削減・廃止、ローカル線切り捨ても露骨に行われています。乗務員の勤務も効率化が叫ばれ、きつくなることが予想されます。これに闘わなければさらにひどくなると思います。これからも闘います。

ライフサイクルは絶対阻止

動労水戸委員長石井真一さん
 強制出向から3年、そして10月1日付でまた3年出向延長するという発令に対し、動労水戸は9月28日、断固として21名がストライキに立ちました。MTS(水戸鉄道サービス)は独自で仕事をすることがまったくできません。勝田では仕業検査をやっている人たちは6カ月の交番検査の見習いしかやっていない。これでは電車の修理はできません。運転士になった人は防護無線が鳴っただけであたふたしている。外注化は鉄道の安全を投げ捨てるものです。
 JR東日本は駅の外注化を加速度的に進めています。それとリンクして運転士を駅に行かせるライフサイクルの攻撃が行われています。動労水戸の會澤君を今年暮れから来年にかけてライフサイクルで駅に出そうという攻撃を絶対粉砕します。
 JRの組合破壊と新自由主義を推し進める政策を、動労総連合を全国につくって粉砕します。

ゼネスト闘える労働組合をつくろう
10・31ストライキで
JR千葉支社抗議闘争に決起

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2015年11月6日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第10号 2015年11月4日

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秋葉原駅の外注化をとめよう
狙いは転籍と非正規化

 JR秋葉原駅が、子会社であるJR東日本ステーションサービス(JESS)に全面外注化されようとしています。狙いはJR本体の労働者の子会社への転籍とすべての労働者を非正規にたたき込むことです。
 業務を請け負うJESSは100%JR東日本が出資する子会社ですが、生涯3回の昇給しかなく、10年、15年働いても年収は200万円程度にしかなりません。労働条件のあまりのひどさに、人を募集しても集まらないのが現状です。
 秋葉原駅は一日数十万人が利用する大規模駅であり、90人近くの労働者が働いており、そのうち約30人が契約社員(GS)です。全面外注化となれば契約社員の雇い止め、JESSへの再就職の強制(事実上の転籍!)が増えることは明らかです。さらにJR本体からのJESSへの出向も大規模なものとなります。JRは「秋葉原駅の全面外注化を突破口に、すべての駅の外注化を進める」と言っています。このままではJR本体の業務はJESSへと移され、一旦出向になれば戻る職場はありません。こんなことがまかり通れば、JESSで働く労働者の労働条件もますます劣悪になります。

外注化は失敗した!

 「技術の継承」「高齢者の雇用の場の確保」などと言って進められてきた業務の外注化は完全に失敗です。動労千葉は10月1日に検修職場で外注化阻止のストライキを闘い、外注化の破たんを怒りを込めて訴えています。
 「列車の故障にも直接対応できず、内容がよく分からないまま検査している」
 「(外注会社の)CTSには技術も経験もない。教育訓練はJRがやるなど偽装請負だらけ」
 「出向期限の3年を過ぎたにもかかわらず、会社は出向延長を命じた。若者の出向は解除されたが、JRに戻っても構内運転の仕事はない。若者の人生をもてあそぶな」
 外注化がもたらしたものは雇用の破壊と安全崩壊だけです。秋葉原駅の全面外注化阻止は安全と生活を守る闘いです。JR本体と外注会社、正社員と非正規職労働者の団結した闘いで絶対にとめましょう。




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戦争とめる国際連帯に5700人

 日比谷野外音楽堂で開催された11・1全国労働者総決起集会には5700人が結集し、ストライキで戦争をとめようという国際的団結が固められ、感動的に大成功しました。集会を呼びかけた田中康宏・動労千葉委員長の訴えを紹介します。

解雇撤回、外注化粉砕、戦争阻止へ怒り結集を

 戦争法に反対し、安倍政権を倒すために、そして闘う労働運動を取り戻すために全国各地、世界各地から集まったみなさん。はじめに、30年に及ぶ国鉄闘争への温かいご支援に心から感謝を申し上げます。
 6月30日、国鉄分割・民営化に伴う採用差別が国家的な不当労働行為であったことを最高裁に認めさせました。しかし、この闘いは解雇を撤回するまで終わりません。労働運動を再生するまで終わりません。そして外注化と労働者の非正規化を止めるまで終わりません。
 15年におよぶ外注化・非正規職化反対闘争の中で、私たちは新自由主義を必ず粉砕できるという確信を持ちました。CTS(千葉鉄道サービス)というJRの下請け会社の労働者が動労千葉に結集し始めています。この闘いと団結が拡大していけば、根本的にこの社会のあり方を覆すことができると私は確信します。

闘う労働組合をよみがえらせよう

 そしてもう一点、戦争を止めること、ここに力を集中して闘うことを訴えます。安倍の戦争法の狙いは、アメリカ帝国主義が画策している朝鮮半島での戦争に参戦することです。これは徹頭徹尾、資本家の利益のための戦争です。闘う労働組合をよみがえらせ、労働者の国際的な団結で戦争を止めるために、怒りの声を結集しましょう。
 貧困や非正規職化でどれだけ労働者が苦しめられてきたか。その上戦争なんて、冗談じゃない!
 今求められているのは、「国民連合政府」とか「選挙協力」などと言って労働者の闘いを国会の中に閉じ込めることですか? 違います。労働組合がストライキをやって社会に登場し、労働運動を復権することです。私たちの力はまだまだ小さいかもしれません。だけどここに集まった一人ひとりがその力を2倍、3倍、5倍にすれば社会は動き始めます。
 動労千葉は来年に向けて、第2の分割民営化を粉砕し、CTSでの春闘をやりぬくために全力で奮闘します。ありがとうございました。

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2015年10月23日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第9号 2015年10月22日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38SW1CLWFVTVhDXzg/view?usp=sharing


JR関連企業=「全溶」で9回目のスト
社長は労働者の生活と安全を守れ!

 JRや私鉄のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の労働者で組織する全国一般東京東部労組全溶支部で、賃金と安全をめぐって9波のストライキが闘われています。組合のビラを転載します。


 JRや私鉄各社のレール溶接を手がける全溶の労働者は10月9日、ストライキを決行し、本社前抗議アピール行動を行っています。私たちは今年7月から数えて9回目のストライキです。このように労働争議が拡大している理由は、全溶沼田社長のかたくなな態度にあります。
 沼田社長は4年前に就任して以来、作業員の残業代を減らしたり、溶接資格手当などの各種手当をカットしたり、定年以降の嘱託社員の賃金を引き下げたりするなど、働く者に一方的に犠牲を押しつけてきました。その結果、収入源をカバーするために作業員は寝る時間もなく、夜昼夜昼の連続勤務を強いられています。家族も含めた作業員の生活はめちゃくちゃにされています。

放置すれば列車運行に影響も

 沼田社長は溶接現場の作業員数も減らしてきました。作業員一人ひとりの負担は増え、作業員の安全確保やレールの品質などへの悪影響につながっています。この問題を放置すれば鉄道各社の列車運行や乗客の安全にも影響が出かねません。
 私たちが求めていることは、会社の利益率が改善したいま、もとの労働条件に少しずつでもいいので戻してほしい、という極めてささやかで控えめなものです。しかし、沼田社長は団体交渉で「もとに戻すとまた赤字になる」などと言うばかりで、合理的な説明もなく、不誠実なゼロ回答を続けています。
 (中略)
 私たちは全溶が働く者の生活と権利を守る会社に変わるまで闘っていく決意です。労働者の生活や利用者の安全をないがしろにして会社の存続はあり得ません。勝利するまで敢然と闘っていきますので、皆様のよってたかってのご支援をよろしくお願いします。
■全溶の労働者と連帯して闘おう!




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11・1日比谷野音に集まろう!

 安倍政権による戦争法の強行に怒るすべての皆さん。戦争を絶対に止めるという意志を固めているすべての皆さん。11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で全国労働者総決起集会が開かれます。この集会は、労働者が自らの力で戦争を阻止し、安倍を打ち倒すための集会です。集会後には銀座へのデモも行われます。11・1集会にぜひご参集ください。

戦争阻止! 闘いはこれからだ

 戦争法の強行採決を前に、国会前には連日、数万人が駆けつけ、全国で数百万の人びとが怒りの声を上げました。これは労働者が自らの手で未来を切り開く新しい歴史の始まりです。社会のあり方を決めるのは安倍ら政治家や資本家たちではなく、私たち自身だと、多くの人びとが決意しました。国会前で初めて出会った人同士がスクラムを組み、警察の妨害をはねのけて車道を解放した時、「私たちには力がある」と皆、実感したと思います。戦争法が通っても、闘いが終わったとは誰も思っていません。闘いはまさにこれからです。

何が「一億総活躍社会」か!

 11・1労働者集会は、労働者の権利と尊厳を踏みにじって強行される外注化・非正規職化の攻撃と、国鉄闘争を軸に対決する集会です。労働者が人間として扱われない職場の実態と、労働者を戦場に送る戦争法はまさに一体です。
 安倍は先の国会で労働者派遣法の改悪を強行しました。労働者には「一生派遣」「生涯非正規職」が強いられます。年収200万円以下で、いつ首を切られるかもわからず、過労死に至る長時間労働を強制されているのが、多くの若者の現実です。こんなことを強いていて何が「1億総活躍社会」でしょうか。

ストと国際連帯で戦争とめよう

 11・1集会には、すでに3波のゼネストを闘っている韓国・民主労総を始め、ドイツ、スイス、トルコ、アメリカなどから、新自由主義と闘い続けてきた労働組合が参加します。労働者が国際的に団結すれば、労働者同士を殺し合わせる戦争は必ず阻止できます。
 ゼネストと国際連帯で安倍を打倒し戦争絶対阻止へ! 11・1集会に万余の人びとが集まれば、労働者の真の力を示すことができます。11・1日比谷野音へ集まろう!




生きさせろ! 戦争と民営化の安倍政権倒せ!
闘う労働組合を全国の職場に!

11・1全国労働者集会

とき: 11月1日(日)正午(集会後デモ)
場所: 日比谷野外音楽堂

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2015年10月16日金曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第8号 2015年10月14日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38MG8xUzZQOHk5UG8/view?usp=sharing


JR関連企業=交通機械サービルは
Aさん(なんぶユニオン組合員)の
解雇を撤回しろ!

 私たち多摩連帯ユニオンと同じ合同一般全国協に所属する「なんぶユニオン」で、解雇撤回闘争が闘われています。なんぶユニオンのビラを引用します。

労働条件改善の先頭に立つAさんを事実上の首切り

 Aさんは、今年の春から、大井工場内のJR関連企業・交通機械サービスに勤務し、「無欠勤・無遅刻」で働いてきました。ところが、8月25日、武田部長から口頭で「契約切れ(=9月30日)」を通告されました。理由は「信頼関係が出来なかった」「仕事が遅い」の2つです。これは、「理由にならない」ことは明らかです。本来、どちらも会社側のやるべきことです。これは会社の都合に合わない労働者を「クビ切る」時の常套手段の口実です。また、あまりにも抽象的であり、Aさんの「首切り」を目的にした口実です。

なんぶユニオンは解雇撤回まで闘う

 そもそもAさんの解雇の本当の目的は、Aさんが、「車内のクーラーの洗浄」の仕事を行い、薬品で手が炎症した時に、「手袋」を要求、また「診察日を有給」の要求をするなど、当たり前の「職場改善」の先頭に立って闘ってきたことへの狙い撃ちです。絶対に許せません。そもそもJRは、87年の国鉄分割・民営化以来、職場を外注化し、新自由主義の「人より金儲け」の先頭に立って、「コスト削減と組合解体」に全力をあげてきました。今回のAさん「解雇」の目的は、あまりにも当然の「職場改善」の要求すら認めず「労働者をペットボトルのように使い捨て」にする典型的な新自由主義の攻撃そのものです。JR、JR関連企業の新自由主義、外注化を絶対許すな、なんぶユニオンと共に闘おう。職場に「闘う労働組合を結成」しよう。




 非正規だって、団結して闘えば勝てます。全国協に所属する西武ユニオン・鈴木コンクリート工業分会では、3ヶ月契約のトラック運転手の解雇を撤回させる勝利を勝ち取っています。
 多摩連帯ユニオンは、全国協に所属する他の合同労組と共に、解雇撤回、労働条件改悪と闘ってきました。共に闘おう。
 10月17日には、吉祥寺で解雇撤回・被曝労働拒否を闘う動労水戸の杉井文彦執行委員を招いて集会を行います。是非ご参加を!




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




ABEたおせ! 闘うUNIONを!

●デモ
・10月17日(土)午後4時集合
・吉祥寺西公園

●集会
・10月17日(土)午後6時開場
・御殿山コミュニティセンター




JR労働者を軸に闘う団結 9・29三多摩労働者集会

闘う労働組合を甦らせる

 9月29日、八王子労政会館にて「ABEたおせ!闘うUNIONを!労働者の団結で戦争法をとめよう!三多摩労働者集会」を開催。主催は、多摩連帯ユニオン、三多摩労組交流センター呼びかけの9・29三多摩労働者集会実行委員会です。駅頭でビラを受け取った人など、新しい参加者が多数参加しました。
 はじめに多摩連帯ユニオンの清水啓安委員長が主催者を代表して「連合のUAゼンセンしてダイエーの闘いをさらに発展させる。全国協の仲間と共に闘う労働運動を甦らせるために闘う」とあいさつ。

11・1日比谷野音に集まろう

 自治体労働者が基調報告に立ち、「職場から戦争反対の闘いをつくり出す」「戦争と総非正規化の安倍政権を倒そう」「JRの全駅に毎週ビラを配布した力で、東京に動労総連合をつくろう!」「私たちが歴史を動かす。11・1集会とデモに皆さん総決起しましょう」と力強く訴えました。
 動労千葉のCTSの労働者から、あまりの低賃金と「社員登用制度」によって職場が分断されている事に怒りをもって立ち上がり、CTSの中に組織拡大をかちとってきたことが報告されました。動労神奈川の中村幸夫委員長からは、環境アクセスの青年労働者に対する雇い止め攻撃に対して、動労神奈川を結成し、ストライキで解雇撤回を勝ち取ったことが報告されました。
 首都圏の駅で働く労働者からは「秋葉原駅の全面外注化は全駅のJESSへの丸投げの突破口だ。JR東京支社は出発指示合図を全廃し、駅から安全・保安要員をなくしてきている。東日本第9位の乗降・乗換計70万人の秋葉原駅をモデルケースとして全駅に適用しようとしている。私たちはJRの安全丸投げ・安全崩壊と闘う」と決意が述べられました。
 最後に三多摩労組交流センターの代表から、「11・1の1万人結集に向け総決起していこう」と、団結ガンバローを三唱して締めくくりました。
 多摩連帯ユニオンはJR職場を回り、連日駅頭街宣を展開しました。勢いのある集会として大成功でした。




生きさせろ! 戦争と民営化の安倍政権を倒せ!
闘う労働組合を全国の職場に!

11・1全国労働者集会

とき:11月1日(日)正午(集会後デモ)
場所:日比谷野外音楽堂


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2015年10月8日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第7号 2015年10月1日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38ZUdTVEYwMXlUT28/view?usp=sharing


ストライキでたたかう労働組合
多摩連帯ユニオンに入り共にたたかおう!

 JRと関連の職場で働く仲間の皆さん! 合同・一般労働組合多摩連帯ユニオンです。多摩連帯ユニオンはJR直営駅であってもなくても、出向の方でも、清掃や店の方であっても、正規や非正規の別なく一人でも入れる労働組合です。皆さん、是非、多摩連帯ユニオンに入って一緒に力を合わせてたたかいましょう。

戦争法強行弾劾!


 先日の安倍政権による戦争法強行を許すことはできません。多摩連帯ユニオンも連日国会前に多くの仲間がかけつけました。
 たたかいはこれからです。戦争に動員されるのは私達労働者です。軍事物資を作り、運ばされるのは労働者です。労働者が労働組合のもと団結してストライキでたたかえば戦争を止められる力を持っています。職場を動かしているのは労働者であり、資本家ではないからです。鉄道は過去の戦争でも軍事輸送上重要でした。このような鉄道現場でストライキでたたかえば、戦争を止めることができます。

11・1日比谷野音に集まろう

 11月1日、日比谷野外音楽堂で行われる労働者集会へ集まることを呼びかけます。呼びかけ団体である国鉄千葉動力車労働組合は(動労千葉)は、1980年代の政府による労働運動解体を狙う国鉄分割民営化に対して絶対反対を掲げ、2派のストライキをたたかいました。それから今まで、団結を崩されずに、組織を拡大している労働組合です。JR体制後、営利優先されるなかでの事故が多発してきました。動労千葉、動労水戸はJRの安全無視とたたかい続けている労働組合です。
 また、この集会には世界のたたかう労働者も参加します。なかでも韓国の民主労総(全国民主労働組合総連盟)は、「労働市場構造改革」の名のもと解雇を容易にする低賃金化、非正規職を進めるパククネ政権打倒を掲げ、職場を越えて4月、7月、9月とゼネストをたたかいぬいた労働組合です。
 今こそストライキでたたかえる労働組合が求められています。ストライキで闘えば戦争はとめられます。11・1日比谷野外音楽堂に集まりましょう!




こんな時、ご相談ください
◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
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 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。



動労千葉10・1ストライキ突入

 動労千葉は10月1日、「外注化を撤回し、すべての仕事と仲間をJRに戻せ」と要求して、本日正午を持って地上勤務者全員が24時間のストライキに起ちあがりました。
 出向期限3年を過ぎたにも関わらず、多くの出向者に出向延長が命じられたのです。完全に失敗した外注化の矛盾を労働者に押し付け、さらに外注化を進めようとしています。

青年から仕事を奪う攻撃に怒り

 何よりも動労千葉組合員が怒っていることは、「出向解除」の名のもとに青年部員から仕事が奪われようとしていることです。
 駅では仕事を奪い「辞めるか転籍か」の選択を強制して「全員が転籍を希望した」という形で転籍が進められました。そうして全面的な外注化が進められているのです。
 労働者から仕事を奪う攻撃に、あくまで「外注化を撤回して、仕事ごとJRに戻せ」と貫く動労千葉の闘いは、全面外注化への大きな歯止めになっています。

命奪うダイ改・外注化は許せない

 駅や検修・構内業務の外注化は、乗務員にとっても重大な問題です。
 そもそも外注化が、運転士が年齢を重ねたり体を壊したりしても、本線から降りる職場もない現実を生み出しました。その結果、無理をおして乗務を続けなくてはならなくなっています。東京などでは、乗務できなくなったら辞めざるをえない状況なのです。
 毎年のダイ改で次々に労働強化が行われ、乗務員は命を削って勤務させられている状況です。実際、千葉運転区では、運転士が乗務中に倒れて入院する事態まで発生しました。この現実をうみ出したダイ改・労働強化も、外注化も絶対に許すことはできません。
 そして、JRの進める駅の外注化・完全別会社化は、必然的に乗務員の全面的な外注化に行きつきます。そうなれば、ほかに選択肢のない形で転籍が強制されることは間違いありません。
 外注化は、全労働者の生活と権利をかけた問題です。動労千葉とともに、運転職場からも外注化反対の声を上げよう。




生きさせろ! 戦争と民営化の安倍政権を倒せ!
闘う労働組合を全国の職場に!


11・1全国労働者集会
とき:11月1日(日)正午(集会後デモ)
場所:日比谷野外音楽堂

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2015年9月24日木曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第6号 2015年9月23日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38bk9CWVE2OVNpR2c/view?usp=sharing


ABEたおせ! 闘うUNIONを!
9・29三多摩労働者集会にご参加を

戦争法強行採決弾劾!

 このビラを受け取ったJRで働く全ての労働者の皆さん!
 9月19日未明に安倍政権は戦争法の強行採決―「成立」に踏み切りました。断じて許すことはできません。再び戦争する国へと、舵を切った安倍を打倒しよう。
 8月30日の国会正門前を埋め尽くした12万人の巨大な怒り、先週1週間の連日にわたる国会に押し寄せた数万人の怒りの行動! 「安倍政権を倒せ! 戦争法案絶対反対!」の怒りと行動は全国の地に、満ち満ちています。戦争法が成立したからと言って誰一人としてあきらめていません。安倍は戦争法を強行成立させたことで、墓穴を掘りました。労働者の怒りで安倍を倒そう!

ストライキで戦争とめよう


 強行成立の直後から怒りはおさまらず、「安倍を倒すために、次はどうすればいいんだ」と、次の行動方針を求めています。今こそ闘う労働組合の登場が待ち望まれています。戦争法との闘いはこれからです。労働組合の戦争協力拒否が決定的な闘いとなります。労働組合が労働者と権利を守り、戦争に反対する力としてこの時代に登場することが必要です。
 私たち多摩連帯ユニオンは、国会前の戦争法絶対反対の巨大な怒りを引き継いで、9月29日に『ABE倒せ! 闘うUNIONを!』を掲げて三多摩労働者集会を開催します。労働者集会へJR職場からの参加を心から訴えます。
 この集会には、JR東日本の民営化・外注化―非正規職化と真っ向から闘い抜く動労千葉の労働者が参加します。環境アクセスの青年労働者を組織して、ストライキで解雇策動を撤回させた動労神奈川の仲間も参加します。また都内の駅で働くJR労働者も参加して、秋葉原駅の全面外注化など安全破壊との闘いを報告します。
 ぜひご参加下さい。




こんな時、ご相談ください

◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
◆年次有給休暇などがとれない。
◆パワハラ・セクハラ、労災など。
 こんな時には一人で悩まず、ご相談下さい。相談無料、秘密厳守。




動労千葉10・1ストライキに立つ

 10月1日、動労千葉は鉄道業務の外注化に反対するストライキを行います。これは戦争法反対のストライキでもあります。
 動労千葉は、小泉政権時代の有事法制に反対して2003年に「戦争協力拒否宣言」を発しました。同年3月にはイラク戦争に反対して72時間のストライキを実施し、約600本の列車をストップさせ、国際的にも大きな注目を集めました。
 安倍政権は、戦争法案を強行する一方で、派遣労働を全面解禁する労働者派遣法の改悪も強行しました(9月11日)。また教育や言論の自由を支配する政治を進め、労働者の権利や雇用を破壊し、増税と福祉破壊、地方切り捨ての政治を行っています。

賃上げ増員を要求してスト

 また、JR高崎鉄道サービスの清掃労働者を組織している動労連帯高崎は、9月12日、清掃職場の増員と賃上げを要求して篭原と熊谷の2事業所でストライキに立ち上がりました。今こそ労働組合が戦争法絶対反対の最先頭で闘いを呼びかけるときです。労働組合がストライキに立ち上がれば、その怒りは必ず隣の職場の労働者の怒りに火をつけ、連鎖しあらゆる職場のストライキへと拡大します。労働組合のストライキは、「安倍政権を倒せ!」の国会前―全国津々浦々の怒りを、覚醒し拡大させる起爆剤となるものです。
 動労千葉は労働組合とストライキの復権をかけて闘います。多摩連帯ユニオンも動労千葉と固く連帯して「ストライキで闘う労働組合」として、職場で体を張って闘う労働組合として登場します。このビラを受け取った労働者の皆さん、正規の労働者も非正規の労働者も多摩連帯ユニオンに加入してともに職場で闘いましょう。9・29三多摩労働者集会へ職場から集まり、ともに闘いましょう。




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会

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2015年9月21日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第5号 2015年9月16日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38S0hMd2pUc2FsZUE/view?usp=sharing


すべての職場にストライキのできる組合を
多摩連帯ユニオンに入って一緒に闘おう!

労働者が団結してストライキで闘えば戦争は止められる

 JRで働くみなさん、こんにちは!誰でもひとりから入れる合同労働組合の多摩連帯ユニオンです。今、安保国会まっただ中で、皆さんの中にも強行採決に反対して国会前へ駆けつけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちも連日国会前で「戦争法案絶対反対!」を掲げて闘っています。9月13日(日)にも職場で闘う労働組合と全国の大学で闘う学生が中心になって集会とデモをやりました。みんなが口々に言うことは「この社会を動かしているのは労働者だ!労働者が団結してストライキで闘えば戦争は止められる!」ということです。なぜなら軍事物資を作るのも運ぶのも戦地に送り出されるのも、みんな労働者だからです。そんな労働者が労働組合でストライキに立ち上がったらたちまち職場の機能は止まります。そして労働者が職場を越えて団結し、国家に対してストライキに立ち上がったら(その状態をゼネラルストライキと言います)国さえも止められる力を持っている、それが労働者です。

最高裁に「不当労働行為」を認めさせた動労千葉

 JRにはストライキで闘う労働組合があります。その代表が動労千葉や動労水戸です。
 動労千葉は1987年の国鉄分割民営化時に、民営化絶対反対を掲げてストライキを闘いました。当時の中曽根首相は「国労(国鉄労働組合)を解体して新憲法を安置する」と言って分割民営化を強行しました。闘う組合員を一層したかったJRは、組合活動で2回以上処分されたことのある職員を不採用にし、多くの組合員が解雇されたのです。しかし動労千葉は当時の不採用は不当労働行為であるとして、JRを相手に解雇撤回闘争を行い、あれから28年の時を経てようやく最高裁に「不当労働行為」を認めさせました!しかし、解雇撤回・職場復帰を命じないJRに対して、当時の不採用が不当労働行為ならば解雇撤回するのが当然だ! 職場に戻せ!と闘っています。

被曝労働拒否を闘う動労水戸は住民の帰還強制に反対してデモ

 そして、動労水戸は東日本大震災のあと被曝労働が強制されようとした中で被曝労働拒否のストライキに立ち上がり、その闘いが帰町を強制されようとしていた楢葉町の町民の怒りと結びつき、ついには帰町宣言を出させないところまで国を追い詰めてきました。
 「動労千葉や動労水戸のように闘いたい」という労働者の声に応えるようにして、今全国で動労総連合の組合が結成されるようになりました。7月30日には動労新潟が結成され、9月10日には動労福島が結成されました。そして、9月12日には動労連帯高崎がストライキに立ち上がりました! 今、東京でも「動労総連合東京を作ろう!」と頑張っています。

一人でも、どんな職種でも雇用形態に関係なく入れる労働組合です

 労働者の武器は「労働組合で団結して闘うこと」です。おかしいと思ったことに泣き寝入りしたり、嫌になったら職場を辞める、そんなことを繰り返していても問題は解決しません。しかし、JRの中はさまざまな会社に分かれていて自分が働いている会社の中には労働組合なんて存在しない(もしくはあっても会社のいいなりになる「御用組合」しかない)という方も多いと思います。そんな方に朗報です!私たちの組合はどんな職種の人でも、正規でも非正規でも、雇用形態は関係なく誰でも一人から入れる地域に開かれた労働組合です。もちろん秘密は厳守します。組合を求めている方はぜひ私たちの組合に入って一緒に闘いましょう。
 安倍政権は今週17日にも戦争法案の強行採決に踏み切ろうとしています。今こそ、闘う労働組合の団結で、安倍政権を追い詰め、戦争法案を廃案に追い込む時です!!
 9月29日(ビラ参照)には国鉄闘争を軸に八王子近辺で働く労働者が中心となった「解雇撤回!外注化阻止!三多摩労働者集会」を開催します。ぜひみなさんも参加してください。よろしくお願いします!!




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会




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2015年9月13日日曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第4号 2015年9月9日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38ZElXSlpPM0ViZDg/view?usp=sharing


「命より金儲け」で事故続出のJR
低賃金、雇い止めは許さない!

安全崩壊の無責任体質

 いま、JRの職場で起きていることは、一言でいうならば「安全の崩壊」であり、現場労働者に対する耐え難いほどの「労働強化」です。
 鉄道の業務を何百もの会社にバラバラに外注化していく攻撃は、はっきり言えば、JRが鉄道会社であることを放棄し、鉄道の安全にだれも責任をとらず、自分たちは「エキナカ」や「エキチカ」といったテナント料で大もうけするというものです。まさに「命よりカネ」という商売をやっているのがいまのJRです。
 このような中で、4月には山手線・秋葉原~神田間で電化柱が倒壊するという大事故が起き、8月には京浜東北線で架線が切れて、ダイヤが大混乱に陥るという事故が起きました。
 これは、技術継承ができず安全の責任体制が崩壊し、危険だと判断することができなくなったことによります。

昇給は生涯で3回(JESS)

 7月1日、これまで千葉鉄道サービス(CTS)、水戸鉄道サービス(MTS)、高崎鉄道サービス(TTS)に委託されていた鉄道業務が、JR東日本ステーションサービス(JESS)に移管されました。関東全体の駅業務を請け負う巨大な下請け会社がつくられ、駅業務の総てを外注化しようとしているのです。駅業務に就く労働者には、「昇級は生涯で三回(!)」というとんでもない低賃金化が行われようとしています。
 これだけでなく外注化先の会社で働く労働者は非正規であり、徹底した無権利状態に置かれています。JRの職場に闘う労働組合が必要です。

雇い止め撤回を闘う動労千葉

 動労千葉は、8月5日、JR千葉鉄道サービスで働くFさんの雇い止めの撤回を求めて団体交渉を行いました。Fさんは、ある朝出勤したところ酒の匂いを指摘され、それを理由に契約を更新しないことを告げられたというのです。
 Fさんは、肝臓の状態が悪く、アルコールが分解されにくい体質になっていたのです。にもかかわらず悪質な飲酒事件をでっち上げられ、雇い止めに追い込まれたのです。
 外注化が強行されてから、現場で横行する「減給処分」や雇い止め、上司によるパワハラ。皆さんの職場でもこのような例はいくつもあると思います。

組合に入って共にたたかおう

 動労千葉は、国鉄の分割・民営化に対して3波のストライキで闘い、いまも外注化攻撃に対して闘っている労働組合です。
 私たち多摩連帯ユニオンは、動労千葉のような闘う労働組合を三多摩の地域につくろうということで結成されました。前身である「合同労組八王子」のころから、八王子西郵便局解雇撤回闘争、ダイエー八王子店閉店に伴う解雇撤回闘争を闘ってきました。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利に続こう。多摩連帯ユニオンは、西部ユニオンと同じ合同・一般労働組合全国協議会に加入しています。多摩連帯ユニオンに加入して闘おう! 9・29三多摩労働者集会にお集まり下さい。




こんな時、ご相談ください

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東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会
都労委 解雇撤回命令かちとる!

 8月24日、東京都労働委員会は、2009年11月10に不当解雇された故田口守組合員の解雇を不当労働行為によるものと認定し、09年11月10日の解雇から11年8月16日無念にも急逝されるまで、継続雇用されていたものとして、約1年9ヶ月分の賃金を遺族に支払うよう命じました!

非正規でも団結して闘えば勝てる

 鈴木コンクリート工業は板橋区にある生コン会社。2009年に西部ユニオン鈴コン分会を結成。11月に田口組合員が解雇になり、都労委に提訴して闘争開始。2011年精勤・解禁手当廃止攻撃に対して、分会全員で1日ストライキを決行しました。これに対し会社は分会三役に出勤停止処分、12月には解雇通告を出しました。以来、3年余り社前闘争を闘い抜き、2014年4月東京地裁で解雇無効の勝利を勝ち取り(写真上)、現在全員職場復帰して元気に闘い続けています。今回の田口組合員の勝利は、この分会三役の解雇撤回につぐ完全勝利です。鈴コンの労働者は、皆3ヶ月雇用の非正規労働者です。中には20年以上も3ヶ月契約を繰り返して継続してきた組合員もいます。3ヶ月契約の非正規労働者でも、労働組合に団結して闘えば勝てます。鈴コン闘争の勝利に続き、多摩連帯ユニオンに入って闘おう!




解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時30分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室
主 催 9.29三多摩労働者集会実行委員会

戦争法案の強行採決阻止
9.13 午後2時
国会正門前

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2015年9月7日月曜日

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第3号 2015年9月2日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38YlJVb2EtV2F3LTg/view?usp=sharing


3波のストライキで雇用確保
ダイエー八王子店
労働組合に入ってたたかおう

閉店=解雇を撤回した

 私たち多摩連帯ユニオンは、本年2月15日、ダイエー八王子店の閉店にともなうパートの非正規労働者全員解雇攻撃に対して、3波のストライキに立ち上がりました。「雇用継続・労働条件切り下げ反対」を掲げて、団体交渉とストライキで組合員の雇用を確保したのです。
 ダイエーで働く労働者は、ほとんどがUAゼンセン傘下のダイエーユニオンに所属しています。UAゼンセンは、労働者の闘いを押さえつけるだけで、なにも闘いません。結局UAゼンセンの下では、大半の労働者がわずかばかりの慰労金をもらって解雇されたのです。
 今や労働者の37%が非正規労働者です。安倍政権のもとで、いつでも簡単に雇い止めができるようにしてきたのです。それと一体で、UAゼンセンのような御用組合を使って、労働者の闘いを抑え込んできました。多摩連帯ユニオンは非正規の労働者であっても団結して闘えば勝てることを、ダイエー八王子店の闘いで示したのです。

金儲け優先で事故が激増

 今JR職場では駅業務の全面外注化など、職場丸ごとの合理化攻撃が強行されています。それに伴い全ての労働者に、「配転」「出向」「転籍」「解雇」「賃下げ」などの合理化攻撃が仕掛けられています。こんな不安定な状態におかれていては、労働者は誇りを持って仕事に専念できません。さらには安全も崩壊していくことは明らかです。
 国鉄が分割・民営化されて以降、JRの事故は増え続けています。保守・点検など安全を守る部門の労働者が削減され、正規を非正規に置き換え、金もうけ優先の企業体質に変えられてきたからです。車両故障・架線切れ・ケーブル火災など、ひとたび事故で電車が遅れたりしたら、乗客の怒りの矢面に立たされるのは非正規の現場労働者ではないですか!
 JR東日本は、安全を下請けに丸投げし、事故の責任を現場労働者に押しつけているのです。
 職場には闘う労働組合が必要です。今や、闘わなくては労働条件も生活も守れません。団結して闘えば勝てます。多摩連帯ユニオンは、一人でも加入できる労働組合です。労働組合に入ってともに闘いましょう。



◆突然雇い止めを言い渡された。
◆残業代が支払われない。
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TEL042-644-9914
URLtamarentai.blogspot.com/




戦争法案阻止! 安倍倒せ!
国会包囲12万人。全国100万人。
8月30日

 8月30日、参議院で審議されている安保関連法案=戦争法案の廃案と安倍政権打倒を求める労働者・市民・学生が国会議事堂を完全に包囲し、12万人の人々(全国で100万人)で埋め尽くされました。私たち多摩連帯ユニオンも組合旗を掲げ、午前中の国会デモから終日たたかいに起ち上がりました。
 小雨が降りしきる中、人々の波は絶えることはありません。ついに国会正門前の5車線の道路は人々で埋め尽くされました。労働組合も動員の枠を超えて、あるいは自主的に決起して立ち上がりました。
 労働組合の中にはUAゼンセンのように「安保賛成、徴兵制賛成」を言う組合まであります。UAゼンセンに限らず労働組合の名に値しない、資本家の手先となって労働者支配を行っている組合もあります。組合幹部たちの利害のために資本家に擦り寄る輩が組合を変質させているのです。
 戦争法案の成立に躍起になっている安倍政権は、いまやグラグラです。安倍が巨額の郵便貯金や年金積立金も投入して、唯一すがりついてきた株式市場も、ついに中国を起点にバブルの崩壊が始まりました。アベノミクスの虚構が吹っ飛び、ウソとペテンに塗り固められた安倍政権を打倒できる情勢が来ています。いまこそ闘う労働組合を甦らせましょう。職場から戦争法阻止するうねりをつくり出し安倍政権を打倒しよう!
 戦争法案の強行採決阻止! ストライキで戦争とめよう!



解雇撤回! 外注化阻止!
9.29三多摩労働者集会

と き 9月29日(火)午後6時20分開場
ところ 八王子労政会館 第4会議室




戦争法案の強行採決阻止

午後2時
国会正門前

ビラへのリンク

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第2号 2015年8月26日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38cFJvMExJaHpJTFk/view?usp=sharing


8月18日JR中央線高架下でケーブル火災
外注化で安全丸投げのJRの無責任

 8月18日夜7時40分頃、JR中央線の高架下でケーブルが焼ける火災があり、4っつの路線で電車が止まりました。通勤時間帯ということもあり最終電車まで運転見合わせとなり、トラブルの影響は7万5千人に及びました。
 JR青梅線では、駅と駅との間で上り下りの電車が立ち往生し、一時、1000人以上の乗客が車内に取り残されました。「いきなり電車がバンと止まって、電気も消えてしまった」(乗っていた女性)。駅にはタクシーを待つ長い行列ができ、踏切も停電で閉じたままとなり、交通にも影響が出ました。
 調べたところ、ケーブルの地中部分に焦げた箇所があったことが判明。廃線のトラブルが出火原因と見られています。
 JRは、電力・保線・信号通信などの施設関係の仕事を次々と外注化し、安全を下請け会社に丸投げしています。分割・民営化以降、JRの事故は私鉄各社と比べても10倍ほどにもなっています。

コスト削減で対策せず

 8月4日には、京浜東北・根岸線の横浜―桜木町間で架線が切れる事故が起こり、近くの花火大会と重なって終日大混雑となった事故も記憶に新しいと思います。JR東日本は、架線と架線の継ぎ目にあたる「エアセクション」区間に停車し、再発進したことが原因だと発表しました。エアセクションで停止して再発進した場合、ショートして架線が溶けて切れることがあるためです。そのためエアセクションでは停車できないことになっています。
 JR東日本は、07年に東北線で同様の事故が発生して以降、エアセクションの位置を音声で知らせるシステムを全車両に設置するとしていました。しかし、京浜東北・根岸線など5路線はATC(自動列車制御装置)があるからという理由で設置の対象から外してしまったのです。同じ理由でエアセクションの位置や、停車してしまった場合の対応などの教育も行われませんでした。
 JR東日本は、「ATCに従っていればエアセクション内に止まることはない」と、あたかも運転士の責任のようなことを言っています。しかし運転士は「先行列車が停止しているのが見えたらすぐ止まれ」という会社の指導に従っただけです。
 事故の責任は労働者にはありません。金儲け優先で外注化や、安全を丸投げするJRにこそ責任があります。
 多摩連帯ユニオンは、労働者の立場にたって金儲け主義の会社と闘って来ました。ともに闘おう!

ビラへのリンク

多摩連帯ユニオンNEWS(JR版) 第1号 2015年8月19日

https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38VDhjNkxDZXY3ZTg/view?usp=sharing


鉄道レール溶接の労働者がストライキ
JRの全面外注化とたたかおう

 7月10日、練馬区の株式会社「全溶」で働く労働者42人(東京東部労組)が24時間のストライキに立ち上がりました。「全溶」はJRや私鉄各社のレール溶接を請け負っている会社です。
 夏期給与の増額、これまでの手当カットの復活、過去に減らした作業人員の増員など、労働者の生活と安全にかかわる切実な訴えに会社はゼロ回答。労働者は激しい怒りで立ち上がりました。
 「会社は4年前から赤字脱却を名目として労働者に犠牲を押しつける形で人件費カットを強行してきました。労働者は生活を守るためにやむなく夜間作業と昼間作業を繰り返すという過酷労働を強いられてきました。その結果、会社は黒字化を達成したにもかかわらず、労働者はひたすら我慢させられてきました」「団体交渉では組合員から『社長が寝ているあいだも労働者は働いてきた』『みんなの生活をどう考えているのか』と怒りの声が相次ぎ、組合側はその場でストライキ通告書を手渡しました」(組合の主張)。
 このストライキは関東一円の鉄道のレール溶接の保守点検の夜間作業を次々とストップさせました。ストライキで労働者の誇りがよみがえったのです。

労働組合に入って闘おう

 「全溶」のストライキはJRの業務全面外注化に対する闘いと一体です。JR東日本は、7月1日、駅業務の全面外注化を柱とするグループ会社の大再編を始めました。千葉や高崎や水戸の鉄道サービス会社で働いていた労働者に対して、JESS(JR東日本ステーションサービス)への転籍を強要し、労働条件のさらなる切り下げが行われています。さらにJRがたくらんでいるのは、JR本体で働く労働者の外注会社への転籍、非正規職化です。
 JRグループ会社、さらにその下請け会社で働く労働者への賃下げ、労働強化、非正規職化は絶対に許せません!JRの外注化を止め、安全と雇用を守るたたかいに私たちは全力で闘います。ぜひ、みなさんも私たち多摩連帯ユニオンに入ってともにたたかいましょう。
 動労千葉のような闘う労働組合に続いて、神奈川や新潟で、グループ会社で働く労働者とJR本体で働く労働者が一緒に労働組合をつくって団結し、JRの外注化や非正規職化に反対してたたかいに立ち上がっています。「全溶」に続いて、我慢ならない労働条件、職場の状況に対して多摩連帯ユニオンに入って一緒に闘いましょう!




動労千葉鉄建公団訴訟 最高裁棄却弾劾
外注化・非正規職化阻止 報告・決起集会

●8月23日(日)午後1時半開始
●星陵会館ホール(千代田区永田町)

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